旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

東海道新幹線「のぞみ265号」殺傷事件 二度と同じことを起こさないための安全対策を考える

1.はじめに 2.新幹線の利便性 3.航空機と新幹線、保安体制の違い 4.新幹線の保安検査の可能性の検討 5.終わりに 1.はじめに 再び新幹線の車内で悲劇が繰り返されてしまいました。 2018年6月9日、新横浜-小田原間を走行中の東海道新幹線・のぞみ号の車…

ブログ開設一周年 感謝の気持ちを伝える「ありがとう」という言葉

本日、ブログを開設してから1年が経ちました。 日頃からお読みいただいている皆様がいらっしゃるからこそ、続けてこられました。 それにしても1年って、あっという間ですね。 いえ、毎年「あっという間」というのは経験しているんですけど、やはりふりかえっ…

もう一つの鉄道員 ~影で「安全輸送」を支えた地上勤務の鉄道員~ 第二章 見えざる「安全輸送を支える」仕事・その3 伝統の華麗なる技

何日かして、施設の先輩が現場に連れて行ってくれた。さすがに何をするわけでもなく、ただ出勤して勤務が終わるのを待っている私たちを見て同情されたのかわ分からないが、とにかく現場へと出かけることになったのは嬉しかった。 東海道貨物支線のうち、鶴見…

もう一つの鉄道員 ~影で「安全輸送」を支えた地上勤務の鉄道員~ 第二章 見えざる「安全輸送を支える」仕事・その2「点呼と整時・・・鉄道マンならではの朝の習慣」【後編】

◆点呼と整時・・・鉄道マンならではの朝の習慣【後編】 点呼では主任が職員の出勤状況を報告するために、所属する職員の職氏名を読み上げる手続きだ。学校で言うところの出欠確認だ。学校で散々やって来たことを、就職してまで同じことをするのには少し驚いたも…

今週のお題「修学旅行の思い出」 何も見えないなんてことってアリ!?

今週のお題「修学旅行の思い出」 まだまだネタが尽きない「修学旅行」。今週のお題も明日(金曜日)で変わるので、駆け込み乗車的にまたまたお話ししたいと思います。 今回も最後までお付き合い頂けると嬉しいです。 3年ほど前の秋、またもお仕事で修学旅行…

もう一つの鉄道員 ~影で「安全輸送」を支えた地上勤務の鉄道員~ 第二章 見えざる「安全輸送を支える」仕事・その2「点呼と整時・・・鉄道マンならではの朝の習慣」【前編】

◆点呼と整時・・・鉄道マンならではの朝の習慣【前編】 着任して数日、始業の定刻である8時30分前に出勤。といっても、8時30分ギリギリに出勤してはまずい。新人はとにかく先輩より早く出勤し、お茶を入れたり掃除をしたりしなければならない…と、気合いを入れ…

今週のお題「修学旅行の思い出」 電車のドアは狭いんです

今週のお題「修学旅行の思い出」 調子に乗ってまたまた書いてしまいました、今週のお題。 え、まだ書くの? なんて思われるかも知れませんね。スミマセン。 修学旅行の思い出というと、自分自身の思い出を書きますよね。私も、前回までは高校時代のお恥ずか…

「伝える」ことで「伝わる」ということ

ふだんは鉄道が絡んだ話題をお届けしていますが、今回はちょっと違ったお話をしたいと思います。 ブログを書いているときに、「この記事、どうかな。楽しんでもらえるかな」ということを考えます。時には「私が話したいこと、伝わっているかな」と、投稿済み…

今週のお題「修学旅行の思い出」 つ、ついに財布が!

今週のお題「修学旅行の思い出」 あまりに書き甲斐のあるお題に、ついつい調子に乗って書いてます(笑) 今回も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 盛岡でわんこそばをお腹がタプンタプンになるほど食べ、あまりに体の動きが鈍かったので、カバンを網…

消えゆく「国鉄形」 数奇な運命を辿った急行形【7】最終章

しかし、さすがに若い頃は高速で長距離を走ってきた無理もたたり、後年は短距離が中心になったとはいっても老朽化が進行してきたことや、北陸新幹線の金沢開業によって金沢-直江津間が第三セクターへ移行したこともあり、ついに2015年に413系電車と組んでい…