旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

シリーズ「駅弁」の旅 中央本線甲府駅「甲州赤ワインステーキ弁当」

 え~またまたやって来ましたこのコーナー、シリーズ「駅弁」の旅。
 なんとなく始めたこのコーナーも、意外にも長続きしていて我ながらビックリです(笑)

 山梨といえば何を思い浮かべるでしょうか。
 私は真っ先に「ブドウ🍇」→「甲州ワイン🍷」です。いえ、どちらかというと、甲州ワインの方がさきですかね。でも、山梨は本当にブドウがたくさん栽培されていて、中央本線の駅名にもブドウの名前を冠してしまった駅があるほど。列車の窓からも、ブドウ端かけが広がる光景が見られるほど、ブドウ栽培が盛んなんです。
 その山梨名産のブドウを原料にした甲州ワインを使った駅弁がこちら👇
 その名も「甲州赤ワインステーキ弁当」です。

 この「甲州赤ワインステーキ弁当」の名前の駅弁、実は東京都内でも手に入れることができますが、そちらは都内の工場で調製されているようなので、本家(と、私が勝手に思い込んでいますが)の「甲州赤ワイン牛ステーキ弁当」はこれ。丸政という駅弁業者が作っています。
 丸政は1918年(大正7)に創業した駅弁業者。創業当初は中央本線富士見駅で、構内の立ち売り業者だったようです。ん?富士見駅といえば、私も何年か一度に仕事で出かける長野県諏訪郡富士見町の駅ではないですか!八ヶ岳の麓にある町で、夏は涼しくて、とってもいい所なんですよね~(^-^) って、本題と関係ないか(汗)
 現在は小淵沢駅に移転しているようですが、もとは長野県の駅弁業者だったのですね。
 その山梨県の駅弁、とにかくラインナップは豊富なんです。代表的なのは「高原野菜とカツの弁当」「元気甲斐」という駅弁。他にもたくさんありました。丸政は駅弁だけではなく、仕出し弁当や食堂なども手がけていて、駅の立ち売りや車内販売が削減され、駅弁業者にとって厳しい環境の中で非常に頑張っている業者の一つではないでしょうか。
 変わったところでは、あの峠の釜めしで有名なおぎのやと提携して、共同店舗を営業しているとか。とにかく、生き残りのために涙ぐましい努力をされているようです。(峠の釜めしは以前、このコーナーで取り上げました。興味ある方は是非、読んでみてください!)

 

norichika583.hatenablog.com

  丸政の駅弁は、1990年代半ばまでは新宿駅でも売られていましたが、現在はなくなってしまったようです。ですから、この駅弁を手に入れるのは至難の業。はい、甲府駅まで行ってきちゃいました(笑)
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 さあ、今回の主役「甲州赤ワインステーキ弁当」のパッケージがこれです。
 何とも美味しそうな牛肉ステーキが写っていますね。この「甲州赤ワイン」とは、赤ワインを搾ってつくったワイン粕を飼料にして育てた山梨県特産の「甲州ワインビーフ」の肉を使っていることからきたようです。
 もちろん、原材料名にもしっかり「赤ワイン」と書かれていました。

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 パッケージを開けてみると、美味しそうなビーフステーキがご飯の上に乗っています(^^)
 ご飯にはコーンやニンジン、グリーンピースの「ベジタブルミックス」が色を添えています。そして、副菜にはインゲン豆の煮物とふかしたジャガイモ、そしてラッキョウがありました。

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 ビーフステーキは薄くスライスされているものを使っていますが、肉質がしっかりしていて歯ごたえ十分!それでも、しっかりと火が通してあるのにもかかわらず、柔らかくて食べやすかったです。
 そして、このステーキのソースがまた美味しい!醤油ベースなのですが、醤油の塩辛さよりも甘みが前面に出ていて、お肉の味を引き立たせてくれます。
 お弁当のお肉は冷えてしまっているという避けて通れないものがありますが、脂っぽさとかはなく、どちらかといえばさっぱりとした味ですね。

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 お箸でつまんでみるとこんな感じです。
 肉厚は薄めですが、お肉の存在感を十分に発揮しています。火もちゃんと通してあります。

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 副菜は少なめですが、この量のお弁当には十分です。
 ジャガイモはすぐに皮を剥くことができるように、半分だけ捲られていました。駅弁は基本的に「列車の座席で食べる」ことを前提としていますので、こういう小さな気配りが嬉しいです。
 インゲン豆の煮物も醤油ベースの甘辛いもの。ステーキのソースよりも濃い味に仕上がっていますが、この量だと喉が渇くとかの心配はなさそうです。ご飯と一緒に食べるとちょうどいいかも。
 ラッキョウはカレーライスに添え物として食べるのとは違い、甘酢漬けといった感じでしょうか。もちろん、これ一個でも十分美味しいです。

 その土地の名産や特産を使った駅弁。どれをとっても楽しく美味しいものですが、今回の「甲州赤ワインステーキ弁当」は、まさに「その駅」まで行かなければ手に入れにくいものでした。
 実際、甲府駅の駅弁売り場でも私が購入すると、残りはあと1個!という状態。うーん、我ながらツイているなんて思ってみましたが、考えてみれば特産品の駅弁が100個も売られていては有難味もないですよね。

 最近では東京駅の「駅弁屋 祭」でも丸政の駅弁が取り扱われているようですが、この「甲州赤ワインステーキ弁当」はやはり中央本線甲府駅小淵沢駅などでしか売られていないようです。

 あ~それにしても、本当に美味しかったです😋