旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

駅へ行こう! 鹿児島本線/長崎本線・鳥栖駅(佐賀県)【後編】

門司港駅から続く鹿児島本線から、長崎へと伸びる長崎本線が分岐する鳥栖駅は、九州の駅の中でも最古の駅の一つだそうです。 それだけ駅の建物も風格があって、ホームの屋根を支える構造物もかなりの古さでした。 そのことを示す小さな札が、屋根の梁にあた…

あの「お願い」はどうなった!? 星に願いを託して・・・

今週のお題「星に願いを」 今日は七夕ですね。 なぜか、七夕の日は天気がよくないことが多いです。今年は特に、「これまでに経験がない豪雨」にも襲われています。私が今年の七夕で星に願いを託するのであれば、 「これ以上被害が出ないように、一分一秒でも…

もう一つの鉄道員 ~影で「安全輸送」を支えた地上勤務の鉄道員~ 第二章 見えざる「安全輸送を支える」仕事・線路際で働く鉄道マンの持ち物【前編】

◆線路際で働く鉄道マンの持ち物 運転士や車掌といった乗務員は、列車の乗る時には必ず携帯していなければならない持ち物があるのは、いろいろな書籍や雑誌などで紹介されているからご存知の方もいると思う。 駅で乗務員が交代をする時に、必ずといっていいほ…

消えゆく「国鉄形」 痛勤ラッシュを支え続けて【7】

国鉄電車、地下鉄へ 1972年までに1500両以上もつくられ、大都市圏の混雑の激しい通勤路線で長大な編成を組んで、多くのお客さんを乗せて走る103系電車。一部では周辺部のスピードアップや、支線では最短の3両編成を組むといった、仕事場となる路線のニーズに…

もう一つの鉄道員 ~影で「安全輸送」を支えた地上勤務の鉄道員~ 第二章 見えざる「安全輸送を支える」仕事・研修が終わったからといっても【後編】

◆研修が終わったからといっても【後編】 風呂掃除が終わると、頃合いを見計らって浴槽にお湯を入れていく。これも風呂掃除をした職員の仕事。資格が要らない簡易ボイラーのスイッチを入れて、浴槽の蛇口をひねる。ただそれだけだが、これが意外に難しい。お…

消えゆく「国鉄形」 痛勤ラッシュを支え続けて【6】

冷房装備でサービス改善を推進【後編】 さすがに冷房装置を載せた分だけお値段も高くなっているのに、まったく役に立たないというわけにもいきません。とはいえ、すべて新車で編成を組むことができれば問題も解決しますが、何しろ1500両以上も冷房なしでつく…

駅へ行こう! 鹿児島本線/長崎本線・鳥栖駅(佐賀県)【中編】

鳥栖駅の改札を抜けると、ホームへは地下の連絡通路で行くことになります。 これがまた、非常に古い感じのもので、剥き出しの配管が時代を感じさせます。この配管、どうやら電気ケーブルを納めた物のようで、接続部のボックスがあることがそれを物語っていま…

もう一つの鉄道員 ~影で「安全輸送」を支えた地上勤務の鉄道員~ 第二章 見えざる「安全輸送を支える」仕事・研修が終わったからといっても【中編】

◆研修が終わったからといっても【中編】 掃除といえばもう一つ。 鉄道の職場には必ずといっていいほど「風呂」がある。 え?風呂があるの?と思われる方もいるかもしれない。あまり小規模な職場だと風呂はないかも知れないが、たいていの駅や機関区といった…

消えゆく「国鉄形」 痛勤ラッシュを支え続けて【5】

冷房装備でサービス改善を推進【前編】 暑い夏になると今日ではエアコンをつけることが当たり前になっています。もちろん、筆者の家にも各部屋にエアコンがついています。その数、なんと5台もありますから、電気代もバカになりません(笑) 一昔前、筆者がま…

駅のきっぷ売り場でお困りのお客さま

6月最後の日曜日、初めて娘と私の二人だけのお出かけは、梅雨の晴れ間の天気も手伝って、汗ビッショリになりながらも目的地の東京駅へと何とか辿り着きました。 とにかく、初体験やら気付きやらがたくさんで、もうお腹いっぱいのお出かけでしたが、夕飯は東…