旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

この1枚から 天竜川の畔にたたずむキハ20

首都圏に生まれ育った筆者(私)にとって、気動車とはあまり縁のない存在でした。物心ついたときには、オールステンレス車が数多く走る東急線に乗り、電気機関車や貨車が数多く集まる操車場の近くに住んでいたので、列車=電車というのが当たり前だったので…

この1枚から 三つの時代を走り続ける旧型客車・国鉄オハフ33

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 近年、静態保存されていた蒸気機関車を再整備して、動態保存という形で復活する例が多くなりました。つい最近では、京都・梅小路にある京都鉄道博物館に収蔵されていたD51・200号機が復元整備さ…

この1枚から EF58 61が牽く客レの「踊り子」

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 夏の繁忙期になりますと、多くの乗客を運ぶためにありとあらゆる列車が運転されます。予め運転する月が設定されている季節列車や、特定の日だけに運転をする臨時列車など様々です。 ことレジャ…

この1枚から 異色の前面を持った「分割編成」・東急1000系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 世の中には時として、「他とは違う」ということがあります。鉄道車両ではあまり例を見ることはありませんが、時として「異端」と呼ばれる車両が登場することがあります。 古くは国鉄のEF55やEF1…

この1枚から 夏の繁忙期輸送に駆り出された「大目玉」の急行形電車・国鉄167系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 今回ご紹介する写真は、1984年8月13日に熱海駅で撮影したものです。なぜ、40年近く前に撮った写真の日付を覚えているかといえば、この前日に日本中を、家世界中を震撼させた日本航空のボーイン…

この1枚から 1991年の東横線・営団地下鉄03系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 前回、1991年の東横線新丸子駅で撮影した東急7000系の写真をご紹介しました。 7000系といえば日本初のオールステンレス車として1960年代終わりにつくられましたが、時代が平成に変わった1990年…

この1枚から 1991年の東横線・東急7000系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 いつも楽しく拝読させていただいているブログ様で、時折ステンレス車について取り上げておられます。こちらの記事では、ステンレス車でもコルゲート板と呼ばれる波板をつけた、1980年代までにつ…

この1枚から 「復活」という幸運を手にしたカマたちⅠ・EF65 2のお話

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 7都府県に緊急事態宣言が出されて2週間が経ちました。ターミナル駅などでは人出も減ったようですが、逆に商店街やスーパーなどは宣言前に比べて増えているようです。 筆者の地元であり生まれ…

さらば札沼線末端区間【5】 《鉄路探訪》かつての「赤字83線」から、都市圏輸送を担う電化路線へと進化する鉄道・札沼線

新琴似-百合が原(1) 列車から降りると、あいの里公園行き下り列車のキハ201系気動車は、エンジンを響かせ屋根の排気筒から微かに黒い煙を噴き上げながら、新琴似駅のホームをあとにしていく。筆者はそれを見送ってからホームを見ると、いままでにない光…

この1枚から たった1年だけでも「存在感」は大きい 1985年のEF58 61

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 緊急事態宣言が出てから2週間が経ちました。まだ2週間?もう2週間?など、いろいろな感じ方があるかと思います。どちらにしても、感染の拡大を防ぎ、医療機関の崩壊を阻止するためには、じっ…