旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

JR貨物

この1枚から 新鶴見に「パーイチ」がいた頃【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info JR貨物から常磐線関連の貨物列車を委託されたJR東日本は、田端運転所に配置されているEF81を用いて、一部の貨物列車の運転を担いました。つまり、機関車とそれに乗務する機関士はJR東日本、列車はJR貨物と…

この1枚から 新鶴見に「パーイチ」がいた頃【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 今日、JR貨物が運行する貨物列車は、すべてJR貨物が保有する機関車が牽引し、そのハンドルはJR貨物に所属する機関士が担っています。 なんだ、そんなこと今更言わなくても当たり前だ! などとい…

悲運の貨車〜経済を支える物流に挑んだ挑戦車たち〜 大きいことは良いこと・・・ではなかった【3】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info タキ64000は2両が試作されましたが、それ以後は量産されることはありませんでした。荷役設備を改良することも考えられますが、タキ64000のためだけに設備投資するのは得策ではなかったようで、ガソリン専…

悲運の貨車〜経済を支える物流に挑んだ挑戦車たち〜 大きいことは良いこと・・・ではなかった【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info タキ9900が35トン積みを実現したことで、石油類輸送用のタンク車は輸送力を強化することができました。が、タンク車を保有する荷主はこれでは満足せず、さらなる効率的な輸送を模索していくことになります…

悲運の貨車〜経済を支える物流に挑んだ挑戦車たち〜 大きいことは良いこと・・・ではなかった【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 かつての鉄道貨物輸送は、運ぶ物の形状に合わせて多くの貨車がつくられました。まさに「百花繚乱」という言葉がぴったりで、趣味者を飽きさせないのには十分すぎるほどと言ってもいいでしょう。…

この1枚から 首都圏に「ロクヨン」が走っていた【4】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 愛地区に配置になった1041号機は、首都圏に残っていたEF64牽引の運用に入るために、長躯東海道本線を走る姿も見られました。中央西線は様々な事情でEH200が入れないこともあり、EF64 1000番代の独壇場でも…

この1枚から 首都圏に「ロクヨン」が走っていた【3】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 東海道本線を高速で行き来するという運用は、機関車にとっては相当の負担で、経年劣化を促進していてしまいます。その例の一つとして、EF66が最たるものといえます。 EF66は特急貨物列車用として、常に高…

この1枚から 首都圏に「ロクヨン」が走っていた【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info EF64 1000番代は1987年の国鉄分割民営化の当時は、最も車齢が長い1001号機でも10年に満たない7年であり、最終号機の1053号機に至っては5年しか経っていませんでした。当然、余剰機とはなることはなく、全…

この1枚から 首都圏に「ロクヨン」が走っていた【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 毎年春に行われるJRのダイヤ改正では、列車ダイヤこそ基本的に大きく変わることはありませんが、車両の運用についていえば大きく変化することが多々あります。特に貨物列車の場合、列車の運転時…

この1枚から H級機は良くも悪くも・・・【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 機関車が重連で牽く列車ではどうかというと、当然重量の嵩む機関車が2両も走るのですから、旅客会社は貨物会社にその分の線路使用料を請求することができます。ただでさえ安価に抑えられている線路使用料…

この1枚から H級機は良くも悪くも・・・【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 先週の4連休からようやく夏季休業に入り、仕事もある程度落ち着いたペースで進められるようになりました。束の間の休息を入れながら、溜まりまくった雑務を片付けるには絶好の機会です。 しか…

この1枚から 廃車前提の休車となったEF65 1078最後の姿【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info さて、今回の写真は新鶴見機関区の倉線(機関庫)に留置されたEF65 1078号機です。 新鶴見機関区には数多くの線路が敷かれていますが、写真のこの場所はちょうど運転庁舎から鹿島田跨線橋の方へと伸びる構…

この1枚から 廃車前提の休車となったEF65 1078最後の姿【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 どのようなものでも当てはまりますが、使い続ければ必ずいつかは壊れてしまいます。壊れなくても、当初の性能を維持することが難しくなり、次第に使いにくくなっていくこともあるでしょう。 そ…

この1枚から 最後まで残った前期形のPF・EF65 1037【3】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 国鉄の分割民営化が具体的になった頃、1037号機に大きな転機が訪れます。1986年のダイヤ改正では、翌年に控えた新会社への移行を見据えた大規模な車両の配置転換が行われました。1037号機もその対象となり…

臨貨の「金太郎」を捉える

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 筆者の仕事柄、平日に有給休暇を取ることは非常に難しいものがあります。まあ、自分で選んだ仕事なので仕方がありませんが、土曜日が課業日にならない限りは、平日に鉄活をすることは非常に稀で…

この1枚から 最後まで残った前期形のPF・EF65 1037【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 上越線での活躍は、1037号機にとってはうってつけの役目だったといえるでしょう。それまで上越線の貨物列車の先頭に立っていた500番代F形は、特急貨物列車を牽くための特殊装備はもっていたものの、基本的…

この1枚から 最後まで残った前期形のPF・EF65 1037【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 EF65 1000番代PF形は、今となっては貴重になりつつある国鉄形電機です。”国宝”とまでいわれるようになったEF66 27号機に比べれば、まだまだ現役で走り続けている車両も多いのでその域とはいきま…

日鐵ロンチキを捉える

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 最近は、工臨と呼ばれる臨時工事列車が関心を集めているようですが、「工事列車」と呼ばれるだけあって、旅客会社が自ら使用するレールや砕石を、自社の貨車と機関車で運ぶことが目的です。 そ…

この1枚から 1980年代の新鶴見機関区・操重車倉線で佇むEF65 1070【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 1070号機は1976年に落成すると、新鶴見機関区に新製配置されました。既にこの頃には新鶴見に旧型電機の配置はなかったと考えられるので、1070号機を含む第6次車を新製配置し、その押し出しでEF65の0番代な…

この1枚から 1980年代の新鶴見機関区・操重車倉線で佇むEF65 1070【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 小学校4年生の頃、家から歩いていくことができた新鶴見機関区に、カメラを片手に訪れたことがありました。このブログでもお話させていただいたことがありますが、今では小学生が一人でJRの運転…

「金太郎」一次形を捉える

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 その昔、東北本線から北海道へ渡る貨物列車は、最低でも3つの駅で機関車の付け替えをしていました。黒磯駅では直流機からED75へ、東青森ではED75から海峡線線用のED79へ、そして五稜郭ではED79…

東京タ-隅田川・シャトル便を捉える

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 本日は、土曜日にお仕事だったため振替休日です。コロナ禍前は運動会や秋の行事など、土曜日が課業日というのがそれなりにあったのですが、いまはそのどちらも中止のままなので、月曜日に休日と…

この1枚から 白プレのEF65 1094・移籍してきたカマ【3】

《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 2000年3月、筆者が貨物会社を退職してから6年近くが経ち、世の中はミレニアムで湧いて、システムエンジニアとして西暦2000年問題も片付けホッとしていた頃、1094号機はJR西日本での廃車となり、JR貨物に売…

この1枚から 白プレのEF65 1094・移籍してきたカマ【2】

《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info こうして、下関所に配置になった1094号機は、同時期に配置された第7次車の僚機とともに、東京ー九州間のブルトレ運用を500番代P形から置換えていきました。いわゆる、ブルトレ牽引機の交代劇が始まったの…

この1枚から 白プレのEF65 1094・移籍してきたカマ【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 数ある国鉄形電機の中で、どのカマが一番お好きでしょうか? こんな質問を投げかけられると、「国宝級」とまで言われているEF66 27号機を上げられる方がおおいかと思われます。確かに、国鉄直流…

米軍専用線の返還に寄せて【4】

《前回からの続き》 さて、在日米軍瑞穂専用線と在日米海軍田浦油送施設専用線を担当せよと命じられたとき、それとともに渡された配線略図は非常に古いものでした。いったい、何年頃に原本が書かれたのかわかりませんが、前者の配線略図にはすでに廃止になっ…

米軍専用線の返還に寄せて【3】

《前回からの続き》 blog.railroad-traveler.info 瑞穂線の分岐駅が、それまでの入江駅から東高島に変更されてから3年後の1958年になると、瑞穂線とその終着駅である瑞穂駅は廃止となってしまいました。恐らくは米軍基地内に駅があるため、日本側の仕様が米…

米軍専用線の返還に寄せて【2】

〈前回からの続き〉 blog.railroad-traveler.info 横浜にある接収された施設の一つとして、横浜港に面したいくつかある埠頭の中で、瑞穂埠頭が米軍によって接収されたのでした。この理由としてあくまで推測ですが、横浜港に数ある埠頭の中で鉄道の線路が埠頭…

米軍専用線の返還に寄せて【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます 少し前、今年の初め頃のことですが、在日アメリカ軍基地の一部を、日本への返還が報じられました。 www.kanaloco.jp 在日アメリカ軍基地というと、多くの人は沖縄県をイメージすると思います。確…

この1枚から 車籍復活と特別塗装の2つの幸運を手にした初代「茶ガマ」【2】

〈前回からの続き〉 blog.railroad-traveler.info 16両の車籍復活組のEF65は、ほとんどが廃車前と変わらぬ姿で運用されたので、筆者も貨物会社に在籍した当時、あまり気にすることなく間近で目にしたものでした。鉄道を趣味にしていた同期から、「あれは車籍…