旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

娘と東京駅へGO! アラフィフパパの汗だく珍道中

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 梅雨の長雨とはいいますが、今年はほんとうによく降りますね。
 いえ、梅雨時は雨が降った方が、農作物が育つのでいいことです。もしも空梅雨なんて事になると、水不足だとか野菜不足で値段が高騰するとか、いいことがありませんから。とはいえ、雨も集中豪雨ではなく、ほどほどに「いい加減」で降ってくれるといいです。

 その梅雨の中休みなのか、6月最後の日曜日は午後から太陽が顔をだしました。

 やっぱり晴れると、気もちも軽くなっていいです。

 その晴れた日曜日、妻は免許状の更新講習確認試験で東京の永田町へ行くことに。
 私も妻と同じ仕事なので、免許状の更新は昨年済ませましたが、10年に一度はこの更新講習を受けなければ、なんと失業してしまうから忘れるわけにはいきません。そして、試験に落ちるわけにもいかないんで、精神的にも経済的にも負担が大きいんですよ。*1

 国家資格で更新が必要な免許って、恐らく自動車運転免許と私たちがもつ「あの」免許ぐらいで、稀に見る更新制度なんです。

 さてさて、当然、試験会場にはいくら幼くても、娘同伴で行くことはできません。
 そこで、パパの出番です!

 妻を先に駅まで送って行った後、一度帰宅して私が昼食を取り、少し時間調整をしてから最寄りの駅まで。すると、太陽が顔を出したのはいいんですけど、気温はぐんぐん上がっていって、もう暑い暑い(; ̄O ̄)

 娘を乗せたベビーカーをおして駅に着くと、さあ、エレベーターへ・・・エレベーターへ・・・。おや、ないぞ!?

 東横線元住吉駅は電車の車庫も隣接する駅です。もともと地上駅だったのを、複々線化の時に高架駅へと建て替えたのですが、車庫がある関係で「踏切の残った高架駅」という変わった構造。
 そのために、駅へ登る階段とエスカレーターは、踏切の両側につくられています。
 が、エレベーターだけは西口にしかなく、私が行った東口にはエレベーターがなかったんです(;´Д`)

 踏切を渡って、西口に行くと、あったあったエレベーターが。

 これで改札口へ行ける~♪♪

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 エレベーターが上からやって来て、カゴの中に入ると後ろからもベビーカーを押したママさんが入ってきました。でも、そのベビーカーはやたらと大きかったんですよ。

 後から乗ってきたママさんが押していたのは、横に二人分が乗れる双子用のベビーカーでした。

 ひえ~一人でも大変なのに、双子だと倍だ~!

 いや~ホント、双子ちゃんのママさん凄いです。頭が下がります<(_ _)>
 一人でもヒーヒーいっている私なんぞ、まだまだですね。

 2台のベビーカーを乗せたエレベーターの扉が閉まろうとしたその時、なんと「駆け込み乗車」の若い男の人。

 はい、「駆け込み乗車」でした。
 その姿を見て、私はある一つの疑問が頭をよぎっていきました。

そもそもこのエレベーター、誰のために設けられたものなのか!?

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 車椅子を使う方や、ふつうに歩くことが難しい方、お年寄りや妊婦さん、赤ちゃん連れの方が、公共の交通機関を利用しやすいようにするため、わざわざ法律までつくってまで鉄道会社にこうした設備を設置することを義務づけています。
 もちろん、鉄道会社もその意義を理解して、多くの人に使いやすい鉄道を目指して設置しています。

 少なくとも、駆け込み乗車できるような人が使うものではない!(--#)と思うのです。その後の様子を見ても、どこか具合が悪そうでもなく、スタスタと歩いて行ってしまったのを見て、はあ~と思わず溜め息だしちゃいました。

 しかも、バリアフリー用のエレベーター、娘を連れて乗るようになって初めて知ったのですが、もともとある駅に後付けで設置したものは、車椅子1台、ベビーカー1台のセルと満員になってしまうほど小さいカゴなんですよ。この狭さには、さすがにビックリしました。

 さて、ちょっとモヤモヤした気分もありましたが、そんな顔をしていてはせっかくのお出かけが台無しです。それに、そんな顔をしていると、娘もすぐに分かってしまい愚図りますから、ここは笑い飛ばして改札を通って電車に乗りました。

 はあ~やっと一息つける(^▽^)

 と、言うのも束の間、ベビーカーの娘が「外を見せろ~」とばかりにクズりました。

 はいはい、と抱っこをして流れゆく窓の外の景色をみてご満足。

 もはやたくさん写真を撮ってあげようと気合い十分できたのが、もうこの頃にはパパはグダグダで写真を撮る余裕なんかどこにもありませんでした(>_<)

 大井町

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線に乗り換えて大井町駅へ着く頃には、抱っこでもダメになり、ついにあの抱っこひもが登場!
 そして気温も絶好調に上がっていって、娘の体温と私の活動とで、汗ビッショリになっていきます。

 でも、赤ちゃんって本当に不思議ですね。このメチャメチャ暑い中でも爆睡するんです。

 それでも、途中の模型屋さんに立ち寄ることだけはハズしませんでした( ̄∇ ̄)
 といっても、ものの10分もいれませんでしたけど(笑)

 京浜東北線に乗り換える頃にはお目々パッチリ。

 おいおい、もうちょっと寝てていいよ~なんてのは完全に大人の都合です。
 そしてとうとう気付かれました。

 ママがいないことにσ(^◇^;)

 その途端、愚図りまくりです。
 まあ、でも頑張ったと思いますよ。ママがいない状態で3時間以上も。

 そしてようやく妻と待ち合わせた東京駅へ到着~♬
 これで無事にお終い・・・とは、いきませんでした(ーー;)

 なんと、降りたホームにエレベーターはたったの一か所。それも、大船方の端の方にあったんです。そして私はといえば・・・正反対の大宮方の2号車に乗っていたのでした。
 ここでも、ベビーカーを押してホームを歩き回る羽目に(@@;)
 せっかく電車の中でひいた汗が、200m近くのホームを必死に歩いて再び噴き出す汗(;゚ロ゚)

 鉄道マン時代にもよく来ていたので、歩き慣れている東京駅も、こうしてベビーカーを押して歩くと、気付かなかったことがたくさんありました。

 そして娘はというと・・・3時間以上ぶりにママに会えて、グズりもなくなり、パパは汗だくで「はひ~」という始末。

 いや~、赤ちゃんを連れたママさんたちの苦労、ちょっとだけですが解った気がします。本当にお疲れさまです<(_ _)>

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*1:更新講習手数料は平均して30000円~40000円程度