いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。
12月に入って本業が非常に忙しくなり、ブログの更新が途絶えてしまいました。いつも楽しみにお読みいただいている皆様には、大変申し訳ございませんでした。
コロナ禍も今年に入っても収束する気配を見せず、夏にはデルタ株が猛威を振るって、通常の業務を遂行することが困難になりました。その一つが夏季休業、いわゆる夏休みの延長で、その対応に忙殺されてしまいました。たった数日間の休業延長でしたが、たかが数日されど数日という言葉通りに、そのツケは12月にしわ寄せされる形になったのです。
いまやデルタ株に代わってオミクロン株が徐々に拡大しつつあります。この冬季休業の終わり頃にはいったいどうなっているのか、予想もつかないことばかりなのですが、常に予想し得ない異常時に対応するため、準備を万全にしておく他しかないのです。
この準備を万全にしておく、ということは、実は筆者が鉄道マン時代に学び身につけたことの一つでした。
このブログでもお話ししましたが、筆者は鉄道マン時代は列車の運転にかかわる運転系統でも、車両の検修にかかわる車両系統でも、そして駅に勤務する営業系統でもありませんでした。常に列車が安全に、そして定時で運転できることを支える施設・電気系統の職員でした。当然、日頃の保全作業や設計業務はもちろんですが、異常時においてはいち早く現場に出動し、即座に状況を把握して、可能な限り早期に復旧させなければならないのです。
この異常時の出動では、日頃から備えておくことは重要でした。障害の状況を把握するためには、日常の保全作業をしっかりとこなして、管理する信号通信・電力設備がどういうものかを学んでおかなければなりません。また、障害の復旧には、常日頃の訓練がものをいいます。そのためには、構造や動作原理を理解することはもちろんですが、必要な交換部品、その交換方法などを時間があるときに学ばなければなりませんでした。
翻って今の仕事では、こうした障害事故のようなものはありません。しかし、今回のでコロナ禍ではこれまでの日常での対応では非常に難しいものがありました。そこで大いに役立ったのが、鉄道マン時代に培った異常時対応のノウハウだったのです。
来年こそは、このコロナ禍も収束して、2年前まであった日常が取り戻せることを願ってやみません。
その一つにになるのかは分かりませんが、今年(2021年)の大晦日から新年(2022年)の元旦にかけて、一部で終夜運転が行われることが決まりました。コロナ禍前は、多くの鉄道で終夜運転が行われていましたが、さすがに昨年は中止になり、今年は僅かとはいえ復活したのは、喜ばしいことかも知れません。
いずれにしても、このコロナ禍が一日でも早く収束して、日常を取り戻す(あのマスク着用も含めて)ことで、鉄道の運行も元に戻ってくれればと思います。
今年も皆さまには大変お世話になりました。
ブログの更新も不定期になることがあるかと思いますが、今後ともご愛読いただければ、筆者として嬉しい限りです。
どうぞ、よいお年をお迎えください。