旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

EF510 300番台の増備で置き換えが確実になった九州の赤い電機の軌跡【11】

《前回からのつづき》 ED75形300番台は、交流関連の機器を60Hz仕様のものに替えるとともに、0番台にはない装備をもちました。特に正面スカート部には通常の自動ブレーキ用のブレーキコックのほかに、元空気溜め引き通し管用のコック、電磁ブレーキ指令回路用…

EF510 300番台の増備で置き換えが確実になった九州の赤い電機の軌跡【10】

《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info そもそもED75形は、常磐線の交流電化に伴って開発された交流20,000V50Hz用の電機として設計・製造されました。東北本線には既にED71形が55両製作されて活躍していましたが、こちらは施策的要素が強いこと…

EF510 300番台の増備で置き換えが確実になった九州の赤い電機の軌跡【9】

《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info ■少数が製作された交流標準機の九州版・ED75形300番台 交流電機の黎明期に製作された車両たちは、交流電流から直流電流へ変換するための整流器に水銀整流器を搭載していました。この水銀整流器は、大きな…

EF510 300番台の増備で置き換えが確実になった九州の赤い電機の軌跡【8】

《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 1964年に東海道新幹線が開業すると、それまで東京から関西、九州方面を結んでいた特急列車や急行列車に大きな変化が訪れました。東京―大阪間の長距離列車は軒並み新幹線へ移行し、在来線の長距離列車は大…

EF510 300番台の増備で置き換えが確実になった九州の赤い電機の軌跡【7】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info ■姉妹機ED72形とともに電化黎明期の九州を支えたED73形 1961年に九州用交流電機として試作車2両が製作されたED72形は、一応の好成績を得て1962年に量産機の製造がされました。ED72形は一般形客車の牽引を…