旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

JR東日本

この1枚から 101系が走っていた頃 1980年代の浜川崎支線【2】

《前回からの続き》 blog.railroad-traveler.info 中原電車区に配置された101系はカナリアイエロー(黄色4号)に塗られ、それまでのぶどう色2号とは比べ物にならな明るいカラーになり、都心で使い古された中古車といえども旧型国電を押し出して新性能化に貢…

この1枚から 101系が走っていた頃 1980年代の浜川崎支線【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 小学校5年生の社会角の学習では、日本の産業について学習をします。その学習では、多くの場合「実物を見て学ぶ」ということで、工場見学を設定して出かけることがあります。今では様々な理由か…

兵どもが夢の跡 廃線後の輸送を担う碓氷線【2】

〈前回からの続き〉 blog.railroad-traveler.info 国鉄バスをルーツに持つJRのバス。実のところ、首都圏の都市部に生まれ育った筆者にとっては、あまり縁のない存在でした。ドライブや旅行などで東名高速道路を運転していると、東京と名古屋や大阪を結ぶハイ…

兵どもが夢の跡 廃線後の輸送を担う碓氷線【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 鉄道は高頻度、大量輸送を得意とする交通機関であることは、多くの方がご存知のことと思います。特に距離が伸びれば伸びるほど、そして輸送量が増えれば増えるほど、その威力を発揮するものです…

この1枚から 房総特急華やかし頃・1985年東京駅地下ホーム【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがようございます。 東京駅のホームは今も昔も数多くあり、首都東京の中心となる鉄道駅であることは変わりません。かつて国鉄時代は、まさに全国各地にある駅の「最高峰」であり、ここに勤める職員もまた管内から選…

さらば「ムーンライトながら」 〜大垣夜行345Mの思い出〜【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 当時の列車番号は345M で、165系で組成された列車でした。 深夜の川崎駅に滑り込んできた165系の345Mには、すでに大勢の人が乗っていて、とてもではないが座席に座ってくつろいで乗るような列車ではなかっ…

2021年撮り初め 定期運用終了間近の185系を撮影

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 普段は鉄道に関するお話をさせていただいております、どちらかというと「書き鉄」なのですが、巣ごもりしながら書いてばかりも健康によくない(?)ので、ごくたまに撮影にも出かけます。 今回…

消えゆく「国鉄形」 ~湘南・伊豆を走り続ける最後の国鉄特急形~ 185系電車【14】

前回のつづきより blog.railroad-traveler.info (12)終わりに 1981年に国鉄から、東海道・伊東線用の新型特急用車両として、185系が登場するというアナウンスがあったとき、いったいどのような車両なのかと子供心にワクワクしたものでした。鉄道趣味誌で…

消えゆく「国鉄形」 ~湘南・伊豆を走り続ける最後の国鉄特急形~ 185系電車【13】

前回のつづきより blog.railroad-traveler.info (11)大きな転換、そして終幕へ 1983年に185系が登場し、新製配置されたのが田町電車区でした。田町と品川の間に設置されていた車両基地群のうちの一つで、列車に乗っていると幾重にも敷かれた留置線などに…

消えゆく「国鉄形」 ~湘南・伊豆を走り続ける最後の国鉄特急形~ 185系電車【12】

前回のつづきより 10−3 まだまだある、多彩な運用をこなした185系 東海道の185系もさることながら、東北・高崎・上越各線の185系もまた、多彩な運用に就きました。 すでに述べたように、「新幹線リレー号」としての役目を終えた185系200番代は、新たに設…

消えゆく「国鉄形」 ~湘南・伊豆を走り続ける最後の国鉄特急形~ 185系電車【11】

前回のつづきより blog.railroad-traveler.info 10−2 当時としては画期的だった、定員着席サービスの通勤列車「湘南ライナー」 少子高齢化の波は容赦なく押し寄せ、これまで鉄道にとってあたりまえともいえた通勤通学利用者の定期収入によるビジネスモデ…

消えゆく「国鉄形」 ~湘南・伊豆を走り続ける最後の国鉄特急形~ 185系電車【10】

前回のつづきより blog.railroad-traveler.info (10)多彩な列車に充てられた185系 国鉄も末期になった1981年に登場した185系は、0番代は急行「伊豆」と特急「あまぎ」を統合し、特急「踊り子」としての運用に就いていきました。その間合いでは、153系が…

消えゆく「国鉄形」 ~湘南・伊豆を走り続ける最後の国鉄特急形~ 185系電車【9】

前回のつづきより blog.railroad-traveler.info (8)リニューアルで面目を保った185系 民営化によりJR東日本に引き継がれた185系は、当初はそのまま大きく手を加えることなく使われ続けました。特に、民営化直後はいくら首都圏という「ドル箱」を抱えてい…

消えゆく「国鉄形」 ~湘南・伊豆を走り続ける最後の国鉄特急形~ 185系電車【8】

前回のつづきより blog.railroad-traveler.info 185系にスポットをあてた記事を最後に投稿してから、もう1年以上が経っていました。連載記事となると、どうしても時間が必要になってしまい、本業との兼ね合いもあって一旦中断していました。 ここにきて、185…

この1枚から E257系・中央線を走った最後の夏

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうざいます。 長年走り続けてきた鉄道車両は、いつしかその役目を後継である車両に譲って退いていきます。その多くは経年による老朽化であったり、車両自体がその路線の需要にマッチしなくなったりなど、理由は…

この1枚から 男体山の吹き下ろしにも負けずに走り続けた107系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 10月初めに更新して以来、3週間ほど時間が空いてしまいました。 本業が学期末の繁忙期に加えて、ブログとは別に依頼された原稿を執筆することになり、そちらの方に注力しておりました(これにつ…

この1枚から 20年未満という短命で終わった500番代

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 山手線と言えば、東京でももっとも知られている鉄道路線ではないでしょうか。某家電量販店の歌にも出てくるくらいで、「まぁるい緑の山手線~♬」というフレーズは恐らく多くの人が聴いたことが…

この1枚から 「特急銀座」と呼ばれた1984年頃の上野駅

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 上野駅といえば、かつては東北地方や北陸地方へと向かう特急列車や急行列車が頻繁に発着するターミナル駅でした。中でも上野ー青森間を結んだ特急「はつかり」は、昼行で11往復も運転されており…

この1枚から 先頭車に変えてみたら

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 南武線という路線をご存知でしょうか。ご存知の方なら、「ああ、あの・・・」と思われると思います。神奈川県東部に位置する川崎市をほぼ縦断し、多摩川を越えて立川まで至る通勤路線です。 この南…

この1枚から 中央総武緩行線・209系500番代の最後の夏

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 8月も終わりに(この記事を執筆した時点で)近づいていますが、連日の猛暑にはさすがに辟易しています。筆者の仕事柄、鉄分の補給は休日に限られているので、夏季休業はストレス解消も兼ねて鉄…

郵便局員が駅員を兼務!? 

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 今回はニュースなどでも取り上げられた、JR内房線江見駅の業務委託に関連する話題をお届けします。 先日、夕食をとりながらテレビのニュースを観ていると、JR内房線江見駅に郵便局が開業し、同…

この1枚から コロナで消えた「こと」

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 新型コロナウイルスの感染が再び増加に転じ、毎日ニュースなどで伝えられています。これからいったいどうなるのだろう?と、気をもむことも多いのですが、前回の緊急事態医宣言で多くのことが中…

この1枚から すっかり変わってしまいました

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 時の流れはいろいろなものを変えていきます。その一つに「街の眺め」もあるのではないでしょうか。ついこの間まで当たり前のように見かけていたものが、あっという間に取り壊されて更地になり、…

海峡下の電機の系譜【Ⅲ】 世界初の量産交直流機EF30《後編》

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 「海峡下の電機の系譜」と題し関門トンネルを走り抜けた電機たちをふり返るシリーズ構成のお話も、いよいよ関門専用機として設計された世界初の交直流機EF30の後編です。 こちらも前後編に渡る…

この1枚から スカ色の「山電」

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 普通鋼でできた国鉄型車両も、21世紀も20年が経った2020年には多くが姿を消し、JR西日本で運用される113・115系などと、JR東日本の185系ぐらいになってしまいました。 普通鋼は経年とともに劣化…

この1枚から そこはどっぷり昭和の世界・クモハ40

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 「旧型国電」というカテゴリーの電車をご存知なのは、熱心なファンの方か、恐らく筆者と同じ年代や諸先輩方ではないでしょうか。吊り掛け駆動と呼ばれる構造が簡単で、出力を増大させるととも大…

この1枚から 旅客のEF510が首都圏にいた頃

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 齢を取るのは早いもので、ついこの間まで「まだまだ若いから~」なんて言っていたのが、気づいたらもうこんな齢に!?なっていました。仕事柄仕方のないことなのですが、毎年同じ年齢の人たちを…

この1枚から 孤軍奮闘を続け短命に終わった営団06系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 鉄道車両の多くはどんなに短くても20年以上は走り続けます。JR東日本の209系が登場したときに、「従来の車両寿命の半分」なんてことが言われ、口の悪い(失礼)鉄道マンからは「使い捨て電車」…

この1枚から 見ても乗っても楽しかった相鉄の鋼製車・相鉄6000系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 相模鉄道といえば、最近はJR東日本との相互直通運転を始めたり、東急線と相互直通運転を目指して新線を建設したりと、話題の絶えない鉄道事業者です。これらの運転に備えて新車も増備中ですから…

この1枚から 三つの時代を走り続ける旧型客車・国鉄オハフ33

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 近年、静態保存されていた蒸気機関車を再整備して、動態保存という形で復活する例が多くなりました。つい最近では、京都・梅小路にある京都鉄道博物館に収蔵されていたD51・200号機が復元整備さ…