2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
過酷な猛暑の鉄路【後編】 こうして一時間ほどでレールの交換が終わると、レールの幅、つまりゲージが規定の1067mmになっているか、専用の計測器・・・といっても、細かい精密機器ではなくすぐに幅が規定以内に収まっているかがわかる比較的簡易なもの・・・をつか…
バイトといえども、働いて給料を得るのですからそれは立派な仕事です。 責任の大小や給料の高い低いといった話は脇に置いておいても、与えられたミッションをこなすのはあたりまえの話ですね。 先日、とってもだいぶ前になりますが、昼食にハンバーガーを食…
後輩たちとともに走った中央・総武緩行線(中央・総武線各駅停車)【後編】 こうして、201系電車と205系電車で、残った101系電車を淘汰することにしたのです。 101系電車が去った後は、黄色に塗られた103系電車と201系電車と黄色い帯を締めたステンレス車の2…
過酷な猛暑の鉄路【中編】 夏になれば気温も上がってしまう。当然、気温も上がるのだが、1994年は全国的な猛暑で、とにかく線路はほかよりも暑くて仕方がなかった。 あまりにも気温が上がりすぎると、鉄の性質でレールが伸びてしまうこともあるから、施設の…
5.鉄道の「公共交通機関」としての位置づけと鉄道事業者の負担 このように、鉄道は公共の交通機関と位置づけられてはいるものの、その維持や管理はもちろん、災害による復旧についても鉄道事業者自身によって行われることが原則となっています。 一方、道…
後輩たちとともに走った中央・総武緩行線(中央・総武線各駅停車)【前編】 「まぁるい緑の山手線~真ん中とおるはは中央線~♪」という歌は、関東にお住まいの方なら一度は聞いたことがあると思います。家電量販店のヨドバシカメラのCMソングですが、この歌…
8月に入っても猛威を振るっていた猛暑も少しは落ち着いてきたようで、ちょっとは過ごしやすくなってきました。 といっても、気温はまだまだ30℃超え。 水分をしっかり補給して、熱中症にならないよう十分気を付けてください。 さて、そんなまだまだ暑い日が続…
過酷な猛暑の鉄路【前編】 これを書いている2018年の夏は、これまでに経験したことのない記録的な猛暑の日が続いている。 連日の気温は35℃以上はあたりまえで、30℃を下回った日なんか片手で足りるくらいだ。埼玉県の熊谷で、過去最高の41.1℃を記録した日なん…
3.莫大な復旧費用と長期化する復旧期間 鉄道線路が自然災害で大きな被害を被り、長期にわたり列車の運転を休止を余儀なくされるケースがたびたび見られるようになりました。 長期にわたって列車の運転を休止に追い込まれる原因はいくつかありますが、共通…
激しさを増す混雑 103系電車史上最長の15両編成へ 首都圏の混雑はとどまることを知らず、通勤ラッシュの混雑は年々激しさを増す一方でした。 国鉄も「五方面作戦」を展開して、混雑の緩和を目指して輸送力の増強に取り組み、東海道線と横須賀線の分離運転や…
日中に他の区所から電話がかかってくると、多くは何らかの障害が起きたために対応を要請するものだった。 障害の内容によっては、その日の作業計画を変えて出動をすることになる。
平成30年7月豪雨から早くも1か月が経ちました。 この災害でお亡くなりになられた方に、改めてご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様には心からお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復興をお祈りいたします。 さて、この豪雨で日本の大動脈でも…
この稿の前回までは blog.railroad-traveler.info 2.鉄道の公共性と自力維持の原則 鉄道はいろいろなところを走っています。 鉄道路線は大きく分けて次の3つに分類できるでしょう。 ①大都市圏内を走る通勤通学輸送を支える路線 ②大都市と地方都市を結ぶ都…
いつも私の拙著、ブログ「旅メモ」をお読みいただきありがとうございます。 多くの方にお読みいただけていること、筆者としてとても嬉しく覆っております。 さて、お読みいただいている皆様にお知らせがございます。 これまで、ブログ「旅メモ」はほぼ毎日19…
東京湾岸を走り抜けたスカイブルーの電車 埼京線と同じように、国鉄の終わり頃に開業したもう一つの通勤路線がありました。 今日では東京駅から千葉県を結ぶバイパス路線としての役割を担う京葉線がそれです。 京葉線はもともとは貨物線として計画・建設され…
1.鉄道を構成する施設は古いものが多い これら自然災害による鉄道施設の被害の原因の一つとして考えられるのは、一言でいうのであれば「施設が非常に古い、あるいは抜本的な更新がなされていない」ということです。 これはどういうことなのでしょうか。 鉄…
電話が通じない!信号機器が動かない! その正体とは【前編】 電気区の仕事というのは、日常の検査だけではなく修繕もとにかく多かった。 特に貨物駅にある施設の多くは老朽化が進んでいて、管理をする側にとっては苦労も多い。その理由は、国鉄時代、貨物は…
山手線を追われた車両たちの行く末 数多くの103系電車がつくられ、首都圏や京阪神の通勤路線を中心に通勤通学でたくさんのお客さんを乗せて走り続けましたが、国鉄の分割民営化が目前に迫った頃には、後継となる最新鋭の通勤型電車の登場によって、山手線や…