旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

鉄道

この1枚から 「はやぶさ」、それはかつて寝台特急だった【後編】

前回のつづきから blog.railroad-traveler.info blog.railroad-traveler.info 分割民営化後、「はやぶさ」にはさっそく利用者を増やすべく、改善策が施されました。それまでB寝台は開放式が当たり前でしたが、利用者の意識が変わってきたことで、個室の需要…

この1枚から 「はやぶさ」、それはかつて寝台特急だった【中編】

前回からのつづき blog.railroad-traveler.info そのルーツは第二次世界大戦の最中である1942年にまで遡ることができます。 この年、本州と九州を直接鉄道で結んだ関門トンネルが開通しました。それまで東京と下関を結んでいた第3・4列車が、関門トンネルの…

この1枚から 「はやぶさ」、それはかつて寝台特急だった【前編】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 「はやぶさ」という列車といえば、何を思い浮かべるでしょうか。 やはり、東北・北海道新幹線を320km/hで駆け抜け、東京と新函館北斗間を結ぶ「はやぶさ」というのが現在のお決まりだと思います…

この1枚から 老兵、青く染まらずただ去りゆくのみ【後編】

《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 新7000系は7000系や、アルミ車の先輩格である2100系、5100系などとともに、相鉄沿線の多くの乗客を乗せて走り続けました。途中、ボックスシートを備えたセミクロスシート車も増備され、接客サービスの向上…

この1枚から 老兵、青く染まらずただ去りゆくのみ【前編】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 相模鉄道というと、準大手私鉄から大手私鉄へと昇格(?)し、最近ではJR埼京線とも直通運転をはじめあるなど、何かと話題の多い鉄道会社です。大手私鉄とはいっても、運行する路線は神奈川県内…

この1枚から 白羽根は北の大地を駆け抜けた【後編】

前回からの続き blog.railroad-traveler.info 北海道特有の厳しい冬に耐えることができる装備を施した781系は、電気機器の無接点化をはじめ、多くの新機軸が取り入れられた特急形電車でした。 空調装置もその一つ。国鉄の特急形電車は基本的に客室の窓は固定…

この1枚から 白羽根は北の大地を駆け抜けた【前編】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 北海道の鉄道といえば、そのほとんどが非電化なので昔から気動車が跳梁跋扈していました。それは時代が変わっても同じで、一部を除いて国鉄から引き継いだキハ40系が今も主役です。 しかし例外…

この1枚から "平成生まれ"の焼きタラコ

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 かつて財政事情が火の車だった国鉄は、様々な経費節減策を行っていました。その一つに、車両の塗装を簡略化するというもので、特に気動車は朱色とクリーム色の二色塗りから、朱色一色の「首都圏…

この1枚から 最後の力を振り絞って走り続けた485系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 クリーム色地に窓周りに引かれた赤い帯。ボンネットとまでは行かないものの、他の車両とは運転台も高い一にあるので、その独特な形状をもった485系は、国鉄時代から大都市と幹線沿線の主要都市…

この1枚から E257系・中央線を走った最後の夏

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうざいます。 長年走り続けてきた鉄道車両は、いつしかその役目を後継である車両に譲って退いていきます。その多くは経年による老朽化であったり、車両自体がその路線の需要にマッチしなくなったりなど、理由は…

この1枚から 男体山の吹き下ろしにも負けずに走り続けた107系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 10月初めに更新して以来、3週間ほど時間が空いてしまいました。 本業が学期末の繁忙期に加えて、ブログとは別に依頼された原稿を執筆することになり、そちらの方に注力しておりました(これにつ…

この1枚から 青色に白帯を巻いた客車

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 筆者がまだ小学校に入学した頃、たまに家族で川崎駅にある駅ビル(現在は「アトレ」になっています)の食堂で夕食を食べに行ったことがありました。あまり裕福ではなかったので、こうした外食は…

この1枚から 1984年の品川駅10番線ホーム

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 品川駅といえば、かつては東海道本線の拠点となる駅のひとつでした。今もその位置づけは変わらないと思いますが、東京上野ラインの開業によって常磐線のターミナル駅という一面も併せもつように…

この1枚から 「スカ色」の113系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 今日の鉄道車両のほとんどは、ステンレスやアルミニウム合金を素材に多用するようになりました。これらの金属のメリットは、なんといっても錆に強く軽量であることです。軽量であるということは…

この1枚から 「みずほ」という寝台特急がありました【後編】

《前回のつづきより》blog.railroad-traveler.info 1970年代に入ると、「みずほ」は最新鋭の14系へと替えられました。14系は20系と比べるとB寝台の幅も広く居住性は向上しましたが、A寝台はそれまでの個室を備えた車両ではなくなり、プルマン式と呼ばれる開…

この1枚から 「みずほ」という寝台特急がありました【前編】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 日本の鉄道から「ブルートレイン」というカテゴリーの列車が消えて、早くも5年が経ちました。最後まで走り続けたのは上野-札幌間の「北斗星」で、北海道新幹線の開業と引き換えに廃止されてい…

この1枚から 酷寒の大地で鉄道輸送を支えた立役者

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 北海道の冬は本州以南と比べものにならないほど過酷な環境であることは、このブログでも何度かお話しさせて頂いております。北海道の中心都市である札幌でも、冬になれば雪に覆われ、しかも街中…

この1枚から 20年未満という短命で終わった500番代

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 山手線と言えば、東京でももっとも知られている鉄道路線ではないでしょうか。某家電量販店の歌にも出てくるくらいで、「まぁるい緑の山手線~♬」というフレーズは恐らく多くの人が聴いたことが…

この1枚から 「特急銀座」と呼ばれた1984年頃の上野駅

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 上野駅といえば、かつては東北地方や北陸地方へと向かう特急列車や急行列車が頻繁に発着するターミナル駅でした。中でも上野ー青森間を結んだ特急「はつかり」は、昼行で11往復も運転されており…

この1枚から 殿(しんがり)を受け持った貨車たち

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 筆者が幼い頃、貨物列車には多種多様な貨車が連結されていたことは、既に何度もお話させていただいています。その多様な貨車の中でも、車掌車や緩急車はどうしても惹かれる存在で、それに乗って…

この1枚から かつて、国鉄に「準急」があった

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 列車に乗って遠くへ出かけようとするとき、どのような列車を選びますか。恐らく、多く場合は新幹線だと思われます。いえ、今となっては、長距離を鉄道で移動するとなると新幹線を選ぶことが多い…

この1枚から 車番の下の「二重線」は直通車の証

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 かつて国鉄の貨物輸送の主役が車扱貨物が中心だった頃、実に多種多様な貨車が行き来していました。多くは有蓋車で、筆者が幼い頃に見に行った新鶴見操車場の仕訳線群には、とび色に塗られたワム…

この1枚から 乗り慣れた車内も過去のもの

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 ロングシートに4ドアの車内。通勤形と呼ばれる電車は、基本的にはこの形態をしているのはご存知の通りです。それはどれだけ技術が発達し、走行に関わる電装品や内装の材質などが変わっても、堅…

この1枚から 朱地のナンバーは九州出身の証

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 ちょっと前までは当たり前のように見かけたものが、気付かないうちに姿を消してしまい、既に過去帳入りしていたなんてことがあります。 鉄道車両、特に「国鉄形」と呼ばれる国鉄から継承したも…

この1枚から 先頭車に変えてみたら

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 南武線という路線をご存知でしょうか。ご存知の方なら、「ああ、あの・・・」と思われると思います。神奈川県東部に位置する川崎市をほぼ縦断し、多摩川を越えて立川まで至る通勤路線です。 この南…

この1枚から わずか幅70cmの快適空間

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます 今となっては遠い昔のことになってしまいましたが、国鉄時代は全国の主要幹線には夜行列車が数多く運転されていました。その中でも「ブルートレイン」と呼ばれる寝台特急は人気もあり、多くの長距…

この1枚から 中央総武緩行線・209系500番代の最後の夏

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 8月も終わりに(この記事を執筆した時点で)近づいていますが、連日の猛暑にはさすがに辟易しています。筆者の仕事柄、鉄分の補給は休日に限られているので、夏季休業はストレス解消も兼ねて鉄…

郵便局員が駅員を兼務!? 

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 今回はニュースなどでも取り上げられた、JR内房線江見駅の業務委託に関連する話題をお届けします。 先日、夕食をとりながらテレビのニュースを観ていると、JR内房線江見駅に郵便局が開業し、同…

この1枚から 夕刻、雪の中を走り去る

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 今年の8月も終わりが近づきつつありますが、関東は連日猛暑で吹く風は「暖かい」ではなく「熱風」そのものです。ですが、天気予報を観ていると、関東よりも西の地域の方が日中の最高気温は高く…

この1枚から クリーム色に塗られたホキ2200

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます 最近の鉄道車両は、ほとんどが耐候性や耐腐食性に優れ、しかも車両重量が軽量になる金属素材を使うようになりました。その最たるものがステンレスで、いまやメーカーで新製される鉄道車両で、昔な…