旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

残暑お見舞い申し上げます

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いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。

毎年のことですが、夏になると異常とも思える暑さです。猛暑とか酷暑なんていわれていますが、つい10年ほど前にはこんなことなかった気がします。温暖化なのですかねぇ。

昨日も最高気温は軒並み35℃でした。今日もかなりの暑さなりそうなので、みなさん熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

 

夏になると私の仕事は一段落。いわゆる夏休みで、仕事の仕方もこの期間だけ変わります。

普段なら8時30分から課業開始、その後15時30分まで追われまくり、休憩時間なんか実際には1秒も取ることなく、会議だ打ち合わせだと自分の仕事なんか後回し。17時の定時になっても帰るなんてそりゃぁもう夢物語、自分の仕事は定時後か自宅へ持ち帰らなければ捌けないというのが実態なんです。

だから朝から自分の仕事を黙々とこなせるこの期間は、ある意味天国です♪

で、せっかくの休みだから少しはブログの記事も書けるだろう、そして鉄分の補給もできるだろうと思っていたのですが・・・

実際には、それすらままならず時間だけが過ぎていきました。

まあ、悔やんでいても仕方がないので、ちょっとだけできた鉄分補給のお話を少ししたいと思います。

今回も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

まずは東京駅へと行きました。ここでのお目当ては、いまも執筆しております185系電車の撮影です。

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 国鉄最後の特急形電車にして、最後まで残った国鉄形特急電車。ホワイトアイボリーの地色にグリーンのストライプは、とても斬新な塗装で話題を集めました。かくいう私も、この斬新さに魅入られ、好きな車両の一つでした。

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 そんな185系もいよいよ、その役目を終えるであろう日が刻々と近づいています。1982年に登場していますから、既に40年近くになってきました。

 ところで、この日の東京駅10時30分発・踊り子109号が9番線ホームに入ってきて、東京方の運転台から神戸方の運転台へ乗り換えるためにホームを歩いていた運転士さん。なんと女性でした!最初は駅員さんかな?と思っていたのですが、手にはブレーキハンドルを持っていたので、かなり驚かされました。

 といっても、いまの世の中では当たり前ですね。

 いまやどんな仕事でも、男性だ女性だという区別はありません。あるとすれば法律上、その資格の受験が女性だけしか許されていない助産師さんぐらいです。鉄道のお仕事は、いまや多くの女性が活躍する職業なのです。

 このようなことを書くと、なにを時代遅れなことをいっているんだ!とか、性差別をいまだにしているのか!などとお叱りを受けるかも知れません。ですが、私が鉄道マンだった30年前は、言葉通り男しかいなかったので、やっぱり驚かざるを得ないんです。

 そんなことをいっていると、我が娘と来れば、なんと1歳半にして電車大好きの鉄子になりつつあります(笑)このあたりは、さすがにDNAを受け継いだのでしょう。あまりの暑さで公園で遊ばせるわけにもいかないので、手持ちの模型を持って模型屋さんへ行き、そこでレールを借りて走らせてみると・・・

 夢中になって遊んでいました。

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 しかも、走らせているのは・・・小さいお子様定番の新幹線とか特急列車ではなく・・・地味なEF81重連が牽く貨物列車(笑)通過する列車をしっかり目で追い、そしてスピード調整もしていました。

 走る列車を見ながら、「この機関車は、パパがお仕事で乗ったことがあるんだよ」なんて思わず話しかけますが、1歳半の子がどこまで理解しているかは・・・わかりません。が、自分の父親の辿った道とでも申しましょうか、そうしたことが少しでもつたわってくれれば、それはそれでいいと思います。

 まあ、いずれにしても楽しく遊んでくれたので、それはそれでよかったです。

 いつの日か、娘が大きくなったら模型だけでなく、実際の列車に乗りに行くのが楽しみです。

 さて、世代交代というネタではもう一つ。踊り子号の185系を撮影した後は、山手線のE231系を撮りました。ついこの間、205系を駆逐したのも束の間、今度はあのE235系に追われる身になり、徐々にその数を減らしています。

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 新型のデザインはともかくとして、やはり時代の流れは確実にはやくなっていると思います。

 

 時代の流れといえばもう一つ。

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 こちらも、着実にその数を増やしてきている、東京メトロ13000系です。営団時代につくられた03系を確実に引退へと導いていっていますが、前者が車体長20m、後者が18mとなると、低コストと最高のパフォーマンスを求める今の時代に、03系は会わないのかもしれません。
 とはいえ、この冷房を装備した03系が登場したおかげで、約1か月間にも及ぶ隅田川駅への通勤も楽になったので、地下鉄=暑い という常識を打ち破ってくれた有り難い存在でした。

 

 私がよくお邪魔させていただく難波オヤジ様の素晴らしいブログには、この13000系や乗り入れ先である東武の70000系が甲種輸送されてくる話題が載せられております。
 その記事に触れる度に慣れ親しんだ車両が引退していくことを思うと寂しくもあり、これもまた時代の流れなのだと思います。

kyouhisiho2008.hatenablog.com

 それにしても、遠く関西から運ばれてきた車両が、こちらで活躍するというのも感慨深いものがあります。こうしたあたりもまた、貨物列車の醍醐味なのかも知れません。