旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

映画を観て、懐かしさに若かりし頃へ

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 こんばんは。

 いつも拙筆のブログをお読み頂きありがとうございます。

 いつもは鉄分豊富なお話ですが、今回は少し鉄分のない話題をお届けしたいと思います。どうぞ、最後までお付き合い頂けると嬉しい限りです。

 さて、最近映画を観てきました。若い頃は映画が大好きで、気になった作品がロードショーされると、週末は映画館に足を運ぶことが多かったです。最近は仕事の忙しさと、家事と育児もあるのでなかなか行くことができませんが、「これは!」と思う作品は可能な範囲で観に行っています。

 今回は久しぶりにアニメを観てきました。

 タイトルは「シティーハンター 新宿プライベートアイズ」です。

cityhunter-movie.com

 私が中学生から高校生にかけて週刊漫画誌に連載されていた作品で、とにかく人物描写が細かく、そして背景となる新宿の街並みもリアルと、観ているだけで楽しい作品でした。

 もちろん、お話も面白かったです。単行本が発売されると、学校の帰りに駅前の本屋で買って、それを読みながらバスに揺られていました。あまりに面白いと、ついつい吹き出しそうになってしまい、バスの中でガマンするのも必死だったのを覚えています。

 さて、もう30年以上も前の漫画作品が、なんと平成最後の2月に劇場のスクリーンに帰ってくるとあっては、観に行かない手はないとばかりに行ってきたのです。

 あの懐かしい音楽とともに、主人公が格好よくドンパチする場面では、私をまだまだ青く若かった10代後半に引き戻すのには十分でした。
 アクションシーンを観て、そして懐かしい音楽を聴いて、中学生の終わりから高校時代の頃を思い出し、いまではお付き合いもすることがなくなってしまった、当時の多くの仲間たちを思い起こさせてくれました。

www.youtube.com 甘く酸っぱい思い出も、つい昨日のできごとだったように思い起こさせてもくれました。

 それとともに、まだまだ世間を知らないのに、知ったような積もりになっていた、恥ずかしいまでの自分も蘇ってきて、思わず苦笑いをしてしまいました。

 できることなら、あの日に帰りたい!

 とまでは申しませんが、それでも30年以上前の自分に浸るには十分だったのです。

 でも、この作品のよい点の一つは、描写が非常に細かいということ。
 ですから、お話の舞台でもある新宿の街は、30年前のままではなく、今現在の新宿の街並みに進化していたのです。
 必ずと言っていいほど登場する新宿駅東口の光景。かつては「MY CITY」という名前の駅ビルが、今では「LUMINE EST」と変わっています。もちろん、「シティーハンター」の中でも現実と同じように変わっていました。
 線路を走ってくる中央線快速も、オレンジバーミリオン一色に塗られたかつての201系ではなく、ステンレスにオレンジバーミリオンの帯を巻いたE233系が描かれていました。
 それを見ると、ああ、やっぱり時代は確実に進んでいるんだな~なんて、思い起こさせてくれます。

 そして・・・

 そんな若い頃に帰っていると、私の体が否応なしに現実に引き戻してくれました。
 なんと、お手洗いの間隔が短くなっていたのです。
 はあ~、40代も後半、じわじわと50代に近づいている証拠です(T^T)
 昔はね、2時間以上平気でもったのに、今ではそうもいかなくなっていました。

 気もちだけは、まだまだ若いんですけど~。
 やっぱり着実に歳は重ねていました。

 平成という時代が刻々と終わりに近づいているときに、それをふり返ることを促すかのように、懐かしいアニメーションを観たのはなにかの意味があるのかも知れません。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。