旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

この1枚から 最晩期の国鉄荷物輸送・熱海のクモユニ147【2】

〈前回からの続き〉 blog.railroad-traveler.info クモユニ147は、1983年に101系から改造されて登場した郵便荷物車でした。101系からの改造とはいっても、郵便荷物車となることから車体は種車のものをそのまま使うことはできず、新製した車体を載せています…

この1枚から 最晩期の国鉄荷物輸送・熱海のクモユニ147【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 新型コロナウイルス感染拡大で、鉄道の旅客輸送の需要が低下し、多くの鉄道事業者が2020年度の輸送量を過去例を見ない低さを記録し、その影響でほとんどの事業者で赤字を計上する事態になってし…

この1枚から 壮観!民営化直前1986年の新鶴見機関区公開で並んだ国鉄電機たち【2】

〈前回からの続き〉 こうしたイベントに、筆者も含めて多くのファンや家族連れなどが訪れ、多くの人で賑わいますが、そのほとんどが鉄道会社や関連会社に勤める職員の方の「サービス」だということは忘れてはなりません。実際、貨物会社に入ってから新鶴見に…

この1枚から 壮観!民営化直前1986年の新鶴見機関区公開で並んだ国鉄電機たち【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 新型コロナウイルスの感染拡大で、鉄道に関連した様々イベントが中止あるいはオンライン開催されるなど、実車を間近で見て触れる機会がなくなってしまいました。鉄道を趣味とする人としても残念…

この1枚から SM分離間もない1981年8月の新鶴見機関区

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 「SM分離」という言葉をご存じの方は、おそらく筆者と同じかそれ以上の年代の諸兄かと思われます。 その昔、横須賀線の列車は東海道本線と同じ線路を走っていたようですが、首都圏の人口が爆発…

お知らせ

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 2021年も開けて早くも1か月が経ち、2月になってしまいました。年明け早々の新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が発出され、筆者が住む地域もその対象となっていて、思うように…

さらば「ムーンライトながら」 〜大垣夜行345Mの思い出〜【2】

《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 当時の列車番号は345M で、165系で組成された列車でした。 深夜の川崎駅に滑り込んできた165系の345Mには、すでに大勢の人が乗っていて、とてもではないが座席に座ってくつろいで乗るような列車ではなかっ…

さらば「ムーンライトながら」 〜大垣夜行345Mの思い出〜【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 すでに多くの方がご存知のことですが、先週、JR東日本とJR東海から衝撃的な発表がなされました。それは、東京と大垣間を結んでいた夜行快速列車「ムーンライトながら」を廃止にするというもので…

悲運の貨車~経済を支える物流に挑んだ挑戦車たち~ 二兎追う性能が仇になった冷蔵車・レム400【2】

〈前回からの続き〉 blog.railroad-traveler.info レム400はレム1と同様に、冷蔵車は繁忙期と閑散期における利用の差が激しいことから、閑散期には有蓋車として運用できることを前提に開発されました。また、空車返送時にも可能な限り一般貨物を積載して、効…

悲運の貨車~経済を支える物流に挑んだ挑戦車たち~ 二兎追う性能が仇になった冷蔵車・レム400【1】

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 いまとても便利な世の中で、食べたいものがあると近くのスーパーに行けば手に入ります。あるいは、ちょっと足を伸ばせばイートインで食べることができるお店もたくさんあり、しかも安価で満足感…