旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

もう一つの鉄道員 ~影で「安全輸送」を支えた地上勤務の鉄道員~ 第二章 見えざる「安全輸送を支える」仕事・地上だけでなく作業は高いところでも【5】

地上だけでなく作業は高いところでも【5】 本区(当時は横浜羽沢駅構内の本区のほかに、武蔵野線梶ヶ谷貨物ターミナル駅構内に梶ヶ谷派出、新座貨物ターミナル駅構内に新座派出があった)だけではなく、2年目の夏から梶ヶ谷派出に勤務するようになっても、…

工業製品として見た東急7000/7700系【2】

2.工業製品としてみた7000系 1969年につくられて以来、途中電装品の改良を加えながらも50年以上走り続けてきた7000系/7700系。多くの鉄道車両が40年ほどで引退していった中、50年以上というのは驚異的とってもいいでしょう。 ここでは、この50年以上も使い…

12月第2週のふりかえり

こんばんは。いつも拙筆のブログをお読みいただきありがとうございます。 とうとう12月も2週目に入ってしまいました。街を歩いていると、至る所でクリスマスソングが流れ、クリスマスセールを目にする機会が多くなりました。クリスマスが終わると途端にお正…

消えゆく「国鉄形」 痛勤ラッシュを支え続けて【30】

21世紀近くになって得た新たな仕事場【1】 いよいよ、103系電車のお話も終わりが近づいてきました。 大都市圏の通勤輸送に対応し、経済性を優先させた性能で設計された103系電車は、当初のの予定通り多くの通勤路線で活躍しました。その基本設計は21世紀に…

もう一つの鉄道員 ~影で「安全輸送」を支えた地上勤務の鉄道員~ 第二章 見えざる「安全輸送を支える」仕事・地上だけでなく作業は高いところでも【4】

地上だけでなく作業は高いところでも【4】 何度か鉄塔を昇るための訓練はするものの、やはり10mのところでどうしても体が固まってしまっていた。いったい、いつになったら30mを昇ることができるようになって仕事をできるのか、もしかしたらそんなことは一…

走り抜ける「昭和の鉄道」 マルーンの艶やかさは移籍先でも・能勢電鉄1500系(Ⅲ)

マルーンの艶やかさは移籍先でも・能勢電鉄1500系(Ⅲ) 元は阪急2100系として誕生した能勢電鉄1500系。 長年親会社での勤めを終え、子会社へ移籍しても阪急電鉄のこだわりともいえる艶のあるマルーンの車体を保ち、車内も大きく手を加えることもなかったので…

11月第5週~12月第1週のふりかえり

こんばんは。 いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 とうとう12月に入り、2018年も残り1か月を切りました。12月に入ってようやく冬らしい寒さがやって来て、少しは安心(?)しているところです。暖冬なら過ごしやすいですが、そうな…

江ノ電で出会った小さなドラマ

「人生とは自分自身が脚本を書き主役を演じるドラマだ」 このような名言をご存知でしょうか。京セラと第二電電(現在のKDDI)の創業者であり、破綻した日本航空を再生に導いた稲盛和夫氏の言葉です。 確かに、人生はドラマですね。その主役は自分自身。それ…

工業製品として見た東急7000/7700系【1】

1969年に就役して以来、途中電装品の交換による改造を受けながらも、50年という長きにわたって走り続けてきた東急7700系が、11月24日の運行をもってその歴史に幕を閉じました。 さよなら列車の運転の様子は地上波のニュースにも取り上げられたほどで、鉄分の…

安全輸送と定時運行にご協力を

いつもお読みいただきありがとうございます。 この記事のタイトルをご覧になって、「あれ?」と思われた方もきっと多いと思います。 もしかすると、「とうとう鉄道会社の回し者になったか!?」とさえ思われたかもしれません。まあ、回し者ではないですが、…