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今日は以前から申し込んでいて、10年に一度あるかないかの強運(?)を発揮した成果で、東伊豆まで家族で鉄活に行ってきました。
首都圏からも近いリゾート地でもある伊豆を走る鉄道といえば、半島東の海岸沿いを走るJR伊東線と伊豆急行線、そして西伊豆へのアクセスルートにもなっている伊豆箱根鉄道駿豆線です。
西伊豆も名所や観光地が多くあり、駿豆線には元西武の新101系も走っているので魅力的です。いつかは訪れてみようを考えておりますが、今回、抽選で当選して参加したツアーは東伊豆を縦断するものでした。
伊東線と伊豆急行線はほぼ一体的な運用がされ、特に伊東線はJR東日本の鉄道路線なのですが、特急「踊り子」のE257系と、「サフィール踊り子」のE355系以外のすべての普通列車は、自社の車両ではなく乗り入れ先の伊豆急行が保有する車両で運行されているという、なかなか見られない形態を採っています。
そのため、熱海発着の普通列車はすべて伊豆急行の車両で、しかも伊東線内で完結する列車はほとんどありません。乗り入れ先の伊豆急下田あるいは車両基地があり、輸送密度の分界駅である伊豆高原へと乗り入れています。
今回のツアーは「懐かしの8000系」というタイトルが付けられている通り、1960年代終わりから製作し、親会社である東急電鉄で長く運用されて、神奈川県東部と東京都心部を結ぶ痛勤通学の足であった8000系でした。
左は通常塗装の伊豆急行8000系電車。右に写るのが、今回のツアーで団臨として運行された伊豆急歌舞伎塗装。どちらも、東急時代は下り方(桜木町・中央林間)方制御車のクハ8000で、伊豆急に譲渡後も形式は変わらなかったが、車番は整理されている。(左:クハ8005(元東急クハ8024)とクハ8007(元東急クハ8016) 伊豆高原駅 20339月9日 筆者撮影)
その8000系ですが、今回のツアー用車両は東急時代に施された「歌舞伎」塗装の赤帯部を伊豆急行のイメージカラーである、オーシャングリーンとハワイアンブルーのツートン帯に替えたもの。いったいどうなっているのかと興味深かったのですが、実際に見てみると「この色はあり」と思うくらい、とても良い印象でした。
詳しいレポートは後日、こちらのブログでお話したいと思いますが、界磁チョッパ制御と複巻電動機を組み合わせた独特の甲高いモーター音を、伊豆の自然豊かな中を響かせていました。
伊豆急行へ譲渡された際、東横線のように長大な編成を必要としないため、上り方(熱海方)の先頭車は編成によって異なり、左側は制御車のクハ8017である。右側に写るのはクハ8000を制御電動車化改造したクモハ8250。車体はクハ8000だったので、通過標識灯もそのまま残るオリジナルの前面だ。制御電動車化する際に、クモハ8250に形式が変わった。左は団臨用に塗装を変更した伊豆急歌舞伎色。右は伊豆急行オリジナルの塗装を剥がし、東急時代を彷彿させる無塗装になっている(左:クハ8017、右:クモハ8254 伊豆高原駅 20239月9日 筆者撮影)
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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