旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

大阪出張を終えて

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 いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 筆者にとってこの夏一番の(?)大イベントとなった大阪出張は、大きな成果を得ることができたとともに、7年ぶりに再会した後輩との親交を深めることができ、非常に満足できるものになりました。

 そもそも、筆者の仕事は基本的に勤務する自治体から出ることはなく、どんなに遠出になったとしても県内か都内が限度なので、新幹線や飛行機を使って全国を飛び回るなんてことはありません。

 過去に1度だけ「遠征」したのは、福岡県久留米市に行ったことぐらい。それも、すでに10年前のことななので、今回の大阪行きはとても楽しみにしていたのでした。

 もちろん、ただで行くとは参りませんので、このチャンスを活かして「鉄活」もしっかりとやってまいりました。

 今回の目標は、関西では少数派の東急車輛ステンレス車を捉えることでした。

 南海電気鉄道の6100系などがこれにあたりますが、そろそろ新型への置き換えがされてもおかしくないので、しっかりと記録に収めようということだったのです。

 

南海電気鉄道6300系 2023年8月11日 天下茶屋駅 筆者撮影

 

 詳説はいずれの機会にしたいと思いますが、関東における東急車輛の牙城といえば親会社でもあった東急電鉄です。東急電鉄の車両は、いまもすべてが東急車輛とその後身になる総合車両製作所でつくられていますが、先日の8500系が引退したことによって、コルゲート板を使ったオールステンレス車を見ることができなくなってしまいました。

 その一方で、南海電気鉄道は今もコルゲート板を使ったステンレス車が現役なので、見るたびに古き良き車両のよさを味わうことができました。

 

南海電気鉄道6300系 2023年8月11日 天下茶屋駅 筆者撮影

 

 それにしても、同じオールステンレス車でありながら、デザインは大きく異なります。こうしたあたりは、発注主であり運用をする鉄道会社の設計思想が大きく反映されていることでしょう。

 そもそも、ステンレス鋼は曲線加工が難しいと言われていますが、南海電気鉄道の6100系などの前面は、優雅な曲線をつかったデザインです。「古い」と言われてしまうかもしれませんが、製造コストと効率を優先させる、今日の鉄道車両とは一線を画するものだと思います。

 

南海電気鉄道7100系 2023年8月11日 天下茶屋駅 筆者撮影

 

 それはそうと、目を引いたのは車両の番号標記です。

 関東では主に角丸ゴシックが主流で、このようなローマン体はほとんど見かけません。このローマン体の標記を見ると、西へとやってきたのだと実感させられるのです。

 もう少し粘ってたくさんの車両を記録に残したいところだったのですが、本日の大阪は最高気温38℃が予想され、しかも暑さ指数は33と非常に暑く、立っているだけでも頭の天辺から汗が吹き出してくるほどでした。

 1時間を過ぎたあたりからクラクラとしだしたので、これはまずいとばかりに撤収、そのまますべての日程を終わらせることにしました。

 

南海電気鉄道6500系 2023年8月11日 天下茶屋駅 筆者撮影

 

 本当は、阪急で嵐山線の6300系も捉えたかったのですが、今回はお預け。次回はいつ、関西に行けるのかわかりませんが、それまでのお楽しみとしました。

 

 オマケ

 関西のお土産、本当にバラエティに富んでいて、見ているだけでも楽しめます。

 

 

 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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