今週のお題「紅葉」
もうそんな季節なんですね。
紅葉が始まると日に日に気温も下がりますが、真っ赤に染まったときには年の瀬まで残り僅かだなぁ、なんて考えてしまいます。
紅葉を見に山のあるところへ出かけていくのもいいですが、たまには近場で楽しむのはどうでしょう。
今回ご紹介するのは、東京近辺にお住まいの方なら手軽に行くことができる場所です。
神奈川県川崎市にある生田緑地は、小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩13分ほどで行くことができる、都会の中の緑地公園です。
多摩丘陵の東端に設けられたこの公園は、自然も豊かでとても130万都市の中にあるとは思えないところです。
生田緑地の入口です。いきなり小高い丘に囲まれています。そして、丘の木々は11月下旬になると綺麗に色づき始めますので、さっそく紅葉を楽しむことができます。
園内のあちこちに植えられているモミジ。真っ赤に染まっていますね。
歩きながら身近に紅葉を感じることができるのも、公園ならではのものだと思います。
こんなに綺麗に染まったモミジを身近に眺めながら、ご家族で、友人同士で語らいながら散策してみてはどうでしょうか。
園内には枡形城と呼ばれる古城跡があります。戦国時代に築かれた山城で、四方を断崖に囲まれていたので城としての守りは堅かったようです。この古城跡には気軽に歩いて登ることができます。
そしてご覧のように発展めざましい武蔵小杉などの景色も見ることができます。
こちらは枡形城趾から新宿方面を見た景色です。超高層群がよく見えます。
雨天やスモッグといった天候が極端に悪くなければ、ほぼ通年で眺めることができます。それだけ近いということですね。
高いところからふだん生活したり仕事をしたりする街を眺めて、リフレッシュしてみてください。
同じく枡形城趾から園内を見下ろした眺めです。
どうでしょう?どこか遠くの山あいの地の景色にみえませんか。これを撮影した私自身、帰宅してからこの写真を見た時には鳥肌が立ちました。130万都市の中とは思えない光景です。
これだけ豊富な自然の中を歩けば、ふだんの疲れも癒やされます。
園内には「日本民家園」という古民家を収集し、保存・展示をしている施設があります。
これだけを見ると、合掌造で有名な白川郷か五箇山と思えてしまうかも知れません。
晴れた日に合掌造の古民家に日が当たって、その背景は赤く染まった木々は日本の「秋」にピッタリな光景です。
日本民家園は川崎市が接地している公立の博物館です。入場料は大人500円なので、比較的気軽に入ることができます。
古民家を見ながら紅葉を楽しむのもいいかもしれません。
白壁越しにモミジを眺めてみました。
紅葉はやっぱり日本らしい景色が似合います。
これだけの迫力がある紅葉を楽しめるところは、都会ではそうあるものではないでしょう。新宿から30分ほどのところに、自然豊かでどこか遠くに出かけたような錯覚さえ感じさせました。
オススメの見頃は年によって多少の開きはありますが、11月の終わりから12月の初め頃が一番紅く染まっていていいと思います。
園内には芝生広場などもあって、お弁当持参で訪れるファミリーもいますので、ご家族連れでのお出かけにも最適です。
ちないに、周辺にはファミレスなどの飲食店がないので、軽食を持って行かれるといいと思います。