旅の楽しみは色々ありますが、食べることもその一つですね。
出かけた先の名物料理に舌鼓を打ったり、名物とまでは行かないもののその土地での人気店に入って料理を頂いたりと、楽しみかたはいろいろです。
旅の途中で食べるのも楽しみの一つ。
私の場合、駅弁だったり駅の立ち食いだったりと、どちらかといえば手軽に楽しめるモノが多いです。
ところで、飛行機で旅をするときは、国際線に乗らない限り機内で食事なんてありません。まあ、最近ではファーストクラスやプレミアムクラスなど上級シートでは機内食があるそうですが、エコノミークラスでは機内食は望めませんね。まあ、お値段が安いので仕方在りません(;´Д`)
そういえば若い頃、福岡に住んでいたとき実家に帰る飛行機で機内食にありつきたくて、わざわざ早朝の便に乗って、しかも差額(確か5000円くらいだったと思いますが)を払ってスーパーシートに乗ったことがあります。
離陸して少しすると、CAさんが小さな箱に入った機内食(といっても軽食ですが)を座席のテーブルに置いてくださったときは、まさに飛行機で長距離を旅している気分になったものです。
▲スーパーシートで提供されていた機内食。お腹いっぱいにするには小さいですが、当時国内線では珍しいものでした。(Wikimediaより引用)
さて、最近出かけた羽田空港で、機内で提供されているという食べ物を買うことができました。
ご存知の方も多い、日本航空の国際線で提供されているカップそば「そばですかい」です。機内食というにはほど遠いですが、それでもプレミアムエコノミーでなければ食べることができないというものです。
この「そばですかい」。もともとは「うどんですかい」が最初だそうです。高度10000メートルで飛ぶ機内でも、地上と同じようにお湯を注ぐだけで食べられるカップそばです。
蓋を開けてみると、ごく普通のカップそばです。
が、実はこの麺に秘密があるそうです。高度10000メートル上空を飛ぶ飛行機は、機内を地上と同じ環境に近づけるために「与圧」がされています。それでも、標高2000メートルの山を同じ環境にするのが限界だそうで、その高さの気圧ではお湯を沸かしても、90℃で沸騰してしまいそれ以上温度を上げることができなくなります。
一般のカップ麺は100℃のお湯を注ぐことで、麺やかやくを戻すことができるようになっているので、機内で湧かしたお湯ではカップ麺がつくれなくなってしまいます。そこで、この「そばですかい」は90℃のお湯で戻すことができるようになっています。
実際に90℃のお湯でつくってみました(*^▽^*)
どうでしょう?一般に売られているカップそばと同じように、しっかりと麺もかやくも戻っています。
このそばの中身をよ~く見てください。なんと、なるとの模様が可愛い飛行機になっています。こうした小さな事に拘るのも、さすが航空会社で提供されるモノですね。
お味はというと、一般に売られているカップそばより濃いめの味でした。鰹だしもよくきいていて、塩っ辛すぎず甘すぎず、ちょうどいい感じです。濃い味付けになっているのは、高度10000メートルの機内で食べるためになっているのか、それとも国際線で日本の味が懐かしくなってしまう人のためなのかはわかりませんが(; ̄O ̄)
カップはそれほど大きなものではありません。よく、コンビニで売っているカップそばと比べると、一回り小さいです。
この大きさなら、間食や夜食にもピッタリではないでしょうか。
飛行機の中でしか味わうことのできないものが、自宅で手軽に味わえるというのは嬉しい限りです(^▽^)
ところで売っているところですが、羽田空港国内線第1旅客ターミナル1階の「ブルースカイ フライトショップ」で販売されています。オンラインショップでも買うことができますが、その場合は1箱単位でしか変えません。ですが、こちらでは1個から買うことができるので、ちょっとお試しにという方にもピッタリではないでしょうか。
いやいや、羽田までに行っている時間なんかないよー、でも食べたい!という方は、1個だけ買うことはできませんが、ネットでも買うことができます。
さ、さすがAmazon。恐るべしです(; ̄O ̄)
とっても美味しかったので、今度は「うどんですかい」を買って食べようかな?(笑)