いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 筆者がまだ駆け出しの鉄道職員だった頃、関東で採用された新人は北海道と新潟、そして福岡に分散して集合研修を受けました。まだ、国鉄の名残が色濃く残っていた頃なので、新人教育を担当する総…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 1970年に製作されたDE50形1号機は、日立製作所で落成した後、稲沢第一機関区の配置とされ、選考量産機として各種の試験が行われました。また、冬季における性能を確かめるために、長野工場へ送られてここ…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info DE50形はエンジンと変速機を2組搭載したDD51形に匹敵する本線用大出力ディーゼル機として、1970年に製作されました。 車体はDE10形と同様のセミセンターキャブ構造をもち、1位側にDMP82形エンジンを搭載、…
いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 筆者が鉄道職員として門司機関区で働いていた頃、DD51形の交番検査に携わったことがあります。交番検査とは、鉄道車両に義務付けられた検査の一種で、国鉄形の場合、全般検査から90日ごとまたは…
いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 「縁」とは不思議なもので、忘れた頃にかつて親しくしていた人と再会することもあります。あるいは、ある日突然、運命の人といえるような人に出会うこともあるでしょう。 それは土地も同じよう…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info DD21形のもう一つの大きな特徴は、キャブ部分の構造にありました。塗装は国鉄ディーゼル機の標準ともいえる朱色と灰色の2色塗りで、白い帯を巻いたものでした。初期のディーゼル機に共通して、キャブ部分…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info DD21形は冬季は除雪用機として、夏季は入換用機として運用することを前提として開発されました。こう書くと、DD14形やDD15形とたいして変わりないのではないかと思われますが、DD21形の最大の特徴は車体に…
いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。そして、最後の更新からご無沙汰しております。 昨今、報道などでも多くの方がご承知のように、筆者の生業を取り巻く環境は年々厳しさを増しております。なにしろ人手不足は甚だしく、加えて年度…
《前回のつづきから》 国鉄を分割民営化して誕生した新会社は、当時は躍起になって国鉄時代の「負のイメージ」を払拭するために、様々な施策を実行していました。旅客会社は新たなサービスと商品開発に腐心し、離れていった乗客を呼び戻すために、数多くの企…
いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 1987年に国鉄が分割民営化されてから既に35年以上が経ち、2024年もかつての栄華を伝える国鉄形車両がまた姿を消していきました。曲線の多い路線で特急列車の速度を上げて、到達時間を大幅に短縮…