旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

新型コロナの影響はここにも 春の空に富士山だけでなくアルプスの姿も!?

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 いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、7都県に緊急事態宣言が出てから1週間が経ちました。かくいう私の住む地域もその対象で、宣言が出る前とあとでは人の動きも目に見えて変わりつつあります。

 その一つが自動車の動きです。

 毎日通勤ではバイクに乗っていますが(臨時休校中で業務が激減しても、自宅待機や在宅勤務にならないのは宮仕えの辛いところです)、いつもなら渋滞を起こしやすい交差点も、比較的スムースに通過できます。

 そして、道路を走る自動車などの数も目に見えて減り、朝夕の通勤ラッシュというのが、まるでなかったかのよう。言い換えれば、年末年始の道路みたいです。

 そのためか、自動車などから出る排気ガスや塵が激減したようで、今朝のニュースでは二酸化炭素の排出量が昨年に比べて減ったそうです。

 今日は仕事は有休を取って、2か月前からかかっている病院へ行くため、自家用車ででかけました。

 自宅を出て10分ほど走った高台から見えた景色がこれです。

 

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 雪で真っ白に染まった富士山と、それを囲むように山肌にうっすらと雪化粧をした丹沢山塊。4月になると春霞に覆われることが多いので、こうした景色を見ることができるのは珍しいです。

 そして、よくみると普段は見慣れない山がうっすらと見えました。

 丹沢山塊の前に写り込んでいるニュータウンのマンションの右側。送電線の鉄塔の奥をよく見ると、奥の方に南アルプスの稜線が見えました。その距離は約120kmもあり、富士山との距離約80kmと比べると、かなり遠いのです。

 

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 写真を拡大してみましたが、今回は手持ちのスマホのカメラだったので、少々画像が粗いです。でも、何となくお分かりいただけると思います。

 そしてもう一つは、さらに右側を見ると、これまた驚くことに東京都と山梨県の境目にある秩父山地も見えましたが、その上の方にうっすらと白いものが見えます。

 

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どこの山だろうかと帰宅して調べて見ると、方角からどうやら八ヶ岳連峰のようです。自宅付近からの距離は南アルプスと同じ120km以上はあり、こちらは冬でもなかなか見ることができません。

 

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 拡大してみました。お分かりいただけるでしょうか?

 手前の黒い山が秩父山地、その上の方に白く連なっているのが八ヶ岳連峰です。スマホのカメラなので解像度は限界でしたが、それなりに雰囲気が伝わってくれるとうれしいです。

 

 毎日テレビをつければ、新型コロナウイルスの話題ばかり。いつ収束するのか、先が見えず不安と苛立ちを抱える毎日ですが、人の動きが減ることでこうした景色を見ることができるのには、少し驚きました。

 これもまた、新型コロナの影響の一つなのかも知れません。

 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。