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どの仕事でも、年度末になると忙しくなって疲れが溜まりやすい時期になります。筆者もこれまでいろいろな仕事をしてきましたが、2月から3月にかけては一部を除いて慌ただしい日々を送っていました。
例えば、鉄道マン時代を思い起こすと、12月から年末年始は輸送事態が多くなるいわゆる「繁忙期」になるので、気を抜くことができなかったのを覚えています。もっとも、12月末から1月初めの時期は、旅客輸送だと帰省ラッシュや冬休みの旅行など、鉄道を利用するお客様が多くなるので、臨時列車も数多く運転されるので旅客会社は大忙しでした。
ところが、貨物会社の場合はこれとは少し異なり、12月末までは物流も活発になるので貨物列車も多く運転されていますが、暮れから正月は工場などが年末年始の休暇にはいるため、輸送量も極端に減ってしまいます。そのため、この期間は運転休止(ウヤ)になる貨物列車も多くなるので、仕事も一段落といった感じでした。
貨物列車の運行が休止になれば、貨物駅での入換作業も取り止めになるので、輸送障害に結びつくような事態も激減します。その結果、電気区や施設区といった技術系統に携わる職員は、現場の鉄道マンでありながらまともに年末年始休暇が取れるという、ちょっと変わった勤務になっていました。
もっとも、年が明けて少したった2月になると、今度はダイヤ改正に向けての準備が始まるので、たちどころに忙しくなりました。技術系統の現業機関はそれほど大きな影響を及ぼすことはなかったのですが、それでも保全検査など現場に出ての作業時間が変更になる場合が多く、特に機関区のような運転区所ではダイヤ改正の影響をまともに受けるので、改正後のダイヤを見て新しい作業ダイヤのパターンを組まなければなりませんでした。
鉄道マン時代もそうですが、忙しい日々を送り続けると自然に疲れはたまるものです。あまりため込んでしまうと病気にならないとも限らないので、できれば早いうちに疲れを癒やしてリフレッシュするのが望ましいことだと言えます。
その疲れを癒やそうと、温泉にでも浸かりたいと話題になるのですが、そうするとどこへ行こうかということになるのですが、筆者の自宅から近いところだと箱根か伊豆あたりになります。
距離的に近いのは箱根ですが、近年、多くの外国人観光客が押し寄せ来ているため、いわゆるオーバーツーリズム状態になり、どこへ行っても大混雑。芦ノ湖の遊覧船はむかしはそれほど混むこともなく、座席に座ってゆったりと景色を楽しむことができましたが、今ではほぼ満席に近い状態なのが当たり前です。しかも宿泊代は恐ろしいほど値上がりしてしまっているので、少しでも出費を抑えることを考えると、遠くて時間はかかるけど伊豆ということになります。

東京都伊豆を結ぶ列車は時代とともに変化していった。客車列車に始まり、長距離列車の電車化の到来を告げた80系、新性能化により準急・急行網を広げた153系、急行形に分類されながらも特急形並の上質な設備を誇った157系、特急への格上げによって運用に充てられた183系、そして153系の置換えと全列車特急へ格上げと同時に国鉄最後の新製特急形となった185系と変化していった。今日、185系はE257系に置き換わるとともに、ハイグレードなサービスを追求したE261系がその役割と継いでいる。(出典:写真AC)
この稿では、その伊豆へと向かった列車と車両たちにスポットを当てて、その足跡を辿ってみたいと思います。
《次回へつづく》
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