旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

この1枚から スカ色の「山電」

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 普通鋼でできた国鉄型車両も、21世紀も20年が経った2020年には多くが姿を消し、JR西日本で運用される113・115系などと、JR東日本の185系ぐらいになってしまいました。 普通鋼は経年とともに劣化…

この1枚から 酷寒の大地・大雪の中を走り続ける札幌市電240形

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 北海道の冬は、都会育ちの筆者にとって想像以上に厳しく、ひとたび雪が降り出すとあれやこれやといううちに積もってしまい、一面の銀世界になってしまいました。もちろん、こうした天候が毎年の…

この1枚から 知らずに撮ったとはいえ・・・阪急3100系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 「知らぬが仏」とは昔からよくいったものですが、知らず知らずのうちに貴重な車両を撮影していたことを知ると、ちょっと得した気分になるものです。 筆者(私)の場合、関西の私鉄には縁遠いも…

この1枚から 真夏の小淵沢駅

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 コロナ渦で「巣ごもり」が続いた5月も終わりに近づき、活動らしいこともすることができず梅雨どきを迎えようとしています。未知の感染症にかからないのが一番ですが、同時に知らないうちにかか…

この1枚から 上野駅が特急銀座だった頃

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 写真を整理していると、いろいろなものが出てきますが、よもやこういう写真まで撮っていたとは、当の本人も覚えがなく出てきたときはビックリしつつも、感心してしまいました。 上野駅といえば…

この1枚から 2004年頃の二子玉川・東武30000系が走っていた頃

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 写真を撮りためていく、いつの間にかその数は膨大になってしまい、いったい何枚採ったのか分からなくなります。 昔のように銀塩フィルムを使っていた頃なら、フィルムや現像の費用がかかるので…

この1枚から そこはどっぷり昭和の世界・クモハ40

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 「旧型国電」というカテゴリーの電車をご存知なのは、熱心なファンの方か、恐らく筆者と同じ年代や諸先輩方ではないでしょうか。吊り掛け駆動と呼ばれる構造が簡単で、出力を増大させるととも大…

この1枚から この後の運命は如何に

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 新鶴見機関区はJR貨物のレジェンドともいえるEF65にとって、最期の砦となるところです。JR貨物に籍を置くすべてのEF65は、ここをベースに関東から遠く下関、はたまた海を渡って四国までという途…

この1枚から 旅客のEF510が首都圏にいた頃

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 齢を取るのは早いもので、ついこの間まで「まだまだ若いから~」なんて言っていたのが、気づいたらもうこんな齢に!?なっていました。仕事柄仕方のないことなのですが、毎年同じ年齢の人たちを…

この1枚から 孤軍奮闘を続け短命に終わった営団06系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 鉄道車両の多くはどんなに短くても20年以上は走り続けます。JR東日本の209系が登場したときに、「従来の車両寿命の半分」なんてことが言われ、口の悪い(失礼)鉄道マンからは「使い捨て電車」…

この1枚から 青プレート時代のEF65 1064

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 つい最近、民営化後につくられたEF66 100番代に廃車が出たというニュースを耳にしました。製造から30年と少し。リピートオーダーでつくられたので、0番代のように更新工事も受けていませんが、…

この1枚から 不遇な都営三田線の6000形

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとございます。 都心部を走る地下鉄の多くは、特別な事情がない限り地上の鉄道線へ直通運転をしています。 例えば、このブログでも取り上げた東京メトロ日比谷線は、東武鉄道伊勢崎線と相互に乗り入れています。…

この1枚から 大井町線が赤帯だった頃・2005年の二子玉川

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 東急電鉄9000系が量産されるようになって、次々と東横線を走り出すようになった頃。筆者は高校へと進学したので毎日東横線に乗るようになりました。そして、新車の匂いがする9000系に乗るのが楽…

この1枚から 旧型電機を想起させる私鉄電機・大井川鐵道ED500

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 私鉄の電気機関車というと、どのような車両を思い浮かべるでしょうか。 国鉄時代の鉄道貨物全盛期なら、多くの私鉄でも貨物輸送が行われていました。私鉄の駅でも、国鉄のように貨物取扱駅とな…

この1枚から 1986年頃の新鶴見機関区公開イベント

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 1986年頃となると、国鉄は分割民営化されることがほぼ決まり、現場は色々な意味で大変だったようです。もっとも、ここでは細かく書くことはあえて避けますが、いずれにしても想像を超えることも…

この1枚から 遅くまで原形を保ったロクヨン・新鶴見に佇んでいたEF64 1012

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 たまに「好きな車両は何ですか?」のような質問に会うことがあります。一番好きなのは赤いカマです。赤に塗られた機関車=交流電気機関車のことです。鉄道マン時代は電気関係が仕事だったことも…

この1枚から 雪中での連結作業・電化直前の石狩当別駅

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 2020年4月23日に、まるで新型コロナウイルスに追われるようにして、当初の予定を繰り上げて一部区間(北海道医療大学-新十津川)廃線になった札沼線。あまりにもあっけなく繰り上げ廃線になり…

この1枚から 地上時代の元住吉駅とたった1日だけの「横浜」行き

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 桜の花が咲き始める頃になると、鉄道は一足先に新年度を迎えます。4月1日から年度が替わりますが、それに先だって3月14日前後にダイヤ改正をするのが恒例になりました。 この時期にダイヤ改正を…

この1枚から 雨の中を走り去る営団3000系・1986年頃の多摩川園駅

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 先日、1984年頃の多摩川園駅から発車する、赤帯のない時代の東急8000系の話題をお届けしました。 今回は、同じ日に撮影した営団3000系をご紹介します。 この頃の東横線は、各停と急行は渋谷駅ー…

さらば札沼線末端区間【7】 《鉄路探訪》かつての「赤字83線」から、都市圏輸送を担う電化路線へと進化する鉄道・札沼線

百合が原-あいの里教育大 百合が原駅から再び直線となって、列車は北へと向かっていく。線路の両側には一戸建ての住宅が整然と建ち並んでいるが、右側には住宅の奥に雪が積もって一面真っ白な土地が広がっている。冬季は当然、農作業はできないか雪が積もる…

この1枚から ノーシル・ヘッダーのデハ3500・1987年の蒲田駅

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとございます。 東急電鉄といえば、いまや当たり前になったステンレス王国を早い時期から築いていました。日本初のオールステンレス車である7000系を筆頭に、数々の新機軸を取り入れた車両を世に放ち続けていまし…

この1枚から 関門の「豪華4両立て」・1991年頃の四重単

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとございます。 本州と九州の間を走る列車は、海底トンネルである関門トンネルを通過しなければなりません。そして、この間を通過する客車列車や貨物列車は、下関駅または幡生操、そして門司駅で必ず機関車の付け…

この1枚から 見ても乗っても楽しかった相鉄の鋼製車・相鉄6000系

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 相模鉄道といえば、最近はJR東日本との相互直通運転を始めたり、東急線と相互直通運転を目指して新線を建設したりと、話題の絶えない鉄道事業者です。これらの運転に備えて新車も増備中ですから…

さらば札沼線末端区間【6】 《鉄路探訪》かつての「赤字83線」から、都市圏輸送を担う電化路線へと進化する鉄道・札沼線

新琴似-百合が原(2) 一度改札口にいってみあると、なるほど改札の外にはいすが並べられていて、列車の到着を寒い思いをすることなく待つことができる。しかも、自動改札機の真上には、到着する列車の行き先と発車時刻を知らせる液晶モニターがあり、さら…

この1枚から 東急線に8000系がいた頃・1986年頃の多摩川園駅

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 このタイトルをご覧になって、「懐かしい」と思われた方は、恐らく古くから東横線・目蒲線沿線にお住まいの方か、筆者と同年代くらいのファンの方だと思います。 多摩川園駅は、現在ではその名…

この1枚から 1984年夏の青梅線奥多摩駅・国鉄EF15

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 筆者(私)が小学生の頃、夏休みのレジャーといえば川遊びが定番でした。父は仕事でほとんど家を留守にしていて、母は祖母の介護で出かけることもままならなかったので、代わりといってはなんで…

この1枚から 天竜川の畔にたたずむキハ20

首都圏に生まれ育った筆者(私)にとって、気動車とはあまり縁のない存在でした。物心ついたときには、オールステンレス車が数多く走る東急線に乗り、電気機関車や貨車が数多く集まる操車場の近くに住んでいたので、列車=電車というのが当たり前だったので…

この1枚から 三つの時代を走り続ける旧型客車・国鉄オハフ33

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 近年、静態保存されていた蒸気機関車を再整備して、動態保存という形で復活する例が多くなりました。つい最近では、京都・梅小路にある京都鉄道博物館に収蔵されていたD51・200号機が復元整備さ…

この1枚から EF58 61が牽く客レの「踊り子」

いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 夏の繁忙期になりますと、多くの乗客を運ぶためにありとあらゆる列車が運転されます。予め運転する月が設定されている季節列車や、特定の日だけに運転をする臨時列車など様々です。 ことレジャ…